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波止でのライトゲームでアジ連打に45cmキビレ手中【三重・紀北町】本命ヒラセイゴは不発

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ライトゲームで仕留めたアジ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

年度末が近づくにつれ、仕事のフラストレーションがたまり、急きょ息抜きのため2月28日に仕事を終えた後、三重県・尾鷲方面まで車を走らせた。以前に釣れたヒラセイゴが思いのほかおいしく、また食べたいので今回は本命をヒラセイゴに決めた。

陸っぱりライトソルトゲーム釣行

万が一釣れないときのために一応アジングの用意もして、道具を詰め込み紀北町の河口周辺に向かった。釣り場は中規模河川絡みの波止周辺。

ヒラセイゴを狙うため、タックルは7ftのライトゲームロッドだ。ポイントに障害物もないので、ラインは0.4号を使った。ルアーはシンキングペンシルを中心に、ワームまでそろえた。

当日のタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

アジは期待通りにヒット

釣り場に到着すると、だいぶ潮が下げている。下げ止まりまでの短時間勝負だ。テンポよく流れがぶつかる場所や常夜灯周りのポイント、明暗の境を探っていくがアタリはない。

いつもはいるはずだが、この日はボイルもない。ダメな日か……と、ルアーも取っ替え引っ替えして試すが、反応はなかった。

途中ポイントを休ませるためアジを狙ってみると、アジは期待通りに釣れてくれる。サイズは18cm前後だが、伊勢湾奥では釣れない時期でもあり楽しむことができた。

アジは好調にヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

場を休ませたところで再びヒラセイゴ狙ったが、相変わらず反応はない。水面にはベイトがギラギラしており、雰囲気だけはムンムンなのだが……。

途中から釣り仲間の江口さんも加わり、ヒラセイゴのことは忘れて2人でアジングを楽しむ。

アジは相変わらずコンスタントに釣れてくれるが、潮止まりが近づくにつれて釣れなくなってきた。アジはベイトに着いているようで、ベイトが回ってくるとアジも釣れるといった感じ。

江口さんとアジングを楽しんだ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

船だまりでまさかのキビレ

やがて潮止まり近くになるとベイトも消え、アタリもなくなってきた。それでも底付近を中心に丁寧に探るとポロポロと釣れてくる。停泊船の横にルアーを落とし、底でチョンチョンと誘いを入れたところ、トンッと小さなアタリ。アワセを入れると重量感がロッドから伝わってくる。

本命登場かと思ったがどうも引きが鈍調。ヒラセイゴではない。ボラを掛けてしまったと慎重にやり取りしていると、どうもボラでもない。水中でギラリとする魚体はクロダイだ。

ロープに巻かれないようにアジ用に調整してあったドラグを強めに再調整し、ゆっくり上げてくると予想以上にデカい。アジングタックルでのやり取りはヒヤヒヤしながらも楽しい!

やがて水面にはギラギラのキビレが上がってきた。用意してあったネットで江口さんにすくってもらった。計測すると45cmあり、アジングタックルで獲れたことも重なり非常に満足できた。

船だまりで45cmキビレ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

仕事終わりにぶらり息抜き釣行

キビレが暴れたためか、その後アジは散ってしまったので納竿することにした。その場で血抜きをして自宅で、刺し身でいただいたが、くさみもなくおいしくいただけた。

キビレが出た船だまり(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

これから春になると乗っ込みのため、浅瀬で大型クロダイを狙える時期になる。次回からはアジング、ヒラセイゴ、チニングと3タックルを準備して遠征しようと思う。皆さんもいつもと違うポイントに出かけて、息抜きしてはいかが。

おいしかったキビレの刺し身(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑/TSURINEWS編>

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