高尾警察署 バスケ会場で詐欺防止啓発 ビートレインズと初コラボ
高尾警察署(田部井健次署長)が4月4日、プロバスケチーム・東京八王子ビートレインズと初めてのコラボとして、特殊詐欺被害防止のための啓発活動を行った。試合会場入口で田部井署長と警視庁のマスコット「ピーポくん」らを含む職員が、啓発チラシなどを配布しながら、お金に関する詐欺への注意を呼びかけた。
コラボのきっかけは、田部井署長とビートレインズの三木力雄ヘッドコーチとの不思議な縁から。2008年、田部井署長が警視庁第七機動隊の中隊長として務めていた頃、同隊に本拠を置く警視庁バスケットボール部でヘッドコーチを務めていたのが三木さんだった。田部井署長はこれに縁を感じ、今回の啓発活動を依頼したという。
被害額、急増
高尾警察署によると、今年に入ってから発生した管内の特殊詐欺被害件数は10件で、被害額は約3000万円。昨年同時期と比べ6件増え、被害額は約20倍となっている。増えている手口は警察官や市役所職員になりすました詐欺。田部井署長は「お金に関する電話が来ても一度切って、自分で調べ直した番号にかけ直すようにしてほしい」と話した。