かなごてファーム 「ソーラーウィーク大賞」受賞 食とエネルギーの自給掲げ
耕作放棄地の解消や再生可能エネルギーの普及促進に取り組む合同会社小田原かなごてファーム(小田原市成田)の取り組む事業がこのほど、2024年度「ソーラーウィーク大賞」の優秀賞に輝いた。
太陽光発電の地域貢献の可能性を認知することを目的に、一般社団法人太陽光発電協会が昨年度から行っているソーラーウィーク大賞。法人や組織などを対象に公募し、学識経験者による審査を経て、地域貢献や他の模範となる事業・取り組みを表彰するもの。
同社は食とエネルギーの自給・地産地消を目指し、小田原市周辺の耕作放棄地でのソーラーシェアリング事業や、地元の農産物を使用した飲食物の生産・販売事業などを展開している。
受賞タイトルは「広域連携(酒匂川流域循環共生圏)による営農型太陽光発電を基軸にした食エネ自給のまちづくり」。今回の受賞では、発電事業を通じた農業を再活性化する取り組みや、広域的な食エネ自給の仕組みなど、地域に根差した事業展開が評価された。
10月4日には東京で授賞式が行われ、11月21日には同社の小山田大和代表社員らが市役所を訪れ、加藤憲一市長に受賞を報告した。
加藤市長は「今後も県西地域の食とエネルギーの自給に向けて取り組みを続けてほしい」と受賞を祝した。