東華軒(小田原市) 駅弁「工場直売会」が人気 若手チーム発案の新企画
駅弁や総菜等を製造販売する株式会社東華軒(小田原市西酒匂1の3の54、湯山一夫社長)が、昨年10月に開始した新企画「工場直売会」が人気だ。
毎月第2日曜日の午前中に開催し、回を追うごとに買物客が増え続けている。
「お客様の声」に触れる機会
直売会は若手社員中心のプロジェクトチームの発案だ。メンバーは営業、製造、品質管理など部門を越えた10人ほどで構成している。
プロジェクトリーダーの飯沼佑典経営企画本部長は、直売会について「長年の感謝を込めた地元への還元」を第一に挙げる。加えて「日ごろお客様と会うことがない社員も多い。自社のブランド力も実感できない」との懸念もあり、買物客と触れ合い直接声を聞くことも目的という。
駅弁200円引、限定総菜も
5回目の2月9日には、開始時間前に行列ができた。会場では「鯛めし」「デラックスこゆるぎ」といった定番や季節替わり、新商品などの弁当を全品200円引で販売。総菜も名物「とりそぼろ」のほか直売限定「親方スペシャル」シリーズなどが並んだ。
妻と子どもと訪れた宮下順也さん(36)は、買い物を終え「お買い得でした。総菜の種類も多かったですね」と笑顔で話した。
次回は3月9日(日)午前10時〜正午(一部商品は売切れ次第終了)。駐車場あり。問い合わせは同社【電話】0465・47・1186。