家の外周りの「困った」を解決!戸建て住宅のエクステリアリフォーム
家の外周りのリフォームでは、どんなことができて、どんな効果があるのか専門家に教えてもらいました。
お話を聞いたのは…
Riforma千葉店 店長 齊藤生真さん ブロック診断士、2級エクステリアプランナー。水回りからエクステリアまでトータルに対応する地域密着のリフォーム会社。
「雑草対策」もリフォームで解決
エクステリアとは、家の外周り全体のことを指します。例えば、フェンスやカーポート、庭、照明などもそうですね。そのリフォームと聞くと、家の周り全体をイメージされる方も多いのではないでしょうか?もちろんそういった大掛かりなリフォームもありますが、カーポートやウッドデッキを設置したり、門扉や外周のフェンスを新しくしたりと、一部分のリフォームもエクステリアリフォームになります。新築の場合は外周り全体のご依頼が多いですが、すでに家をお持ちの方からは部分的なリフォームのニーズが高いですね。
中でも多いのが「雑草対策」です。施工方法はさまざまありますが、一般的なのは、防草シートを敷いて、その上に砂利をまいていく方法。最近は、人工芝に変える方も多いですね。人工芝のメリットとしては、やはりメンテナンスが不要なところ。枯れたり伸びたりすることもないので、見た目も良くお勧めです。
ご自身で砂利や人工芝を買ってきてDIYをされる方もいますが、「雑草を生やしたくない」「見た目にもこだわりたい」というのであれば、専門家に任せるのが一番です。特に人工芝はそうですね。機能性だけでなく見た目も美しく仕上げていくには、下地を固めたり、よれないよう砂や砕石を入れたりして整えていきます。また、人工芝のパイル(毛羽)の長さによって、例えばサッカーがしやすいなど用途ごとに選ぶ人工芝は変わってくるので、雑草対策はもちろん、そこでどのように過ごしたいのか、そういったところも含めて専門家に相談してみるのがいいと思います。
目隠し効果のあるフェンスの取り付けが人気
「フェンスの取り付け」も需要が高く、プライバシー保護を目的に、目隠しとして取り付ける方が多いです。以前はオープン外構といって、表札やポストだけがあり、フェンスなどの囲いがないタイプのデザインが人気でしたが、今はフェンスや壁で囲われている、プライベートが確保されたクローズ外構の人気が戻ってきています。
取り付ける際に大事なのは「何を隠したいのか」ということ。例えばリビングに目隠しのフェンスを採用する際、1.8mの高さがあれば十分に思えますが、それはあくまでも地面に立った場合。家には基礎があるので地面から50㎝ほど高くなるため、リビングに立ってみると意外と見えてしまう…。そうならないためにも、隠したい場所の位置から考えて、必要な高さのフェンスを取り付けてもらいましょう。
ウッドデッキもエクステリアリフォームで人気なのですが、これもフェンスや人工芝と同様、単体で考えるのではなく、ここでどんなふうに過ごしたいのかを考えることが大事です。それが明確になることで、目隠しが必要なのか、屋根はあった方がいいのかが見えてくるからです。長く快適に使い続けるためにも、とても大切なポイントです。
家の外周りの不満や不安を解消して住環境を改善
トイレやお風呂など、家の中のリフォームに比べて後回しになりがちなエクステリアリフォームですが、家の外周りの不満や不安を解消してくれる、環境改善としての役割が大きいので、快適な住環境を維持する上ではとても大切です。雑草の手入れが面倒、外から見られたくない、車を雨風から守りたい、防犯機能を高めたいなど、家の外周りで気になることがあれば、まずは相談してみてください。