【ラグビーリーグワン】2024-25ディビジョン1開幕カードと日程、今季から導入の試験実施ルールも
12月21日に開幕
ラグビーリーグワンの2024-25ディビジョン1が21日に開幕する。5月の最終18節まで約半年にわたる長いシーズンのスタートだ。
昨季はリーグ戦で埼玉ワイルドナイツが16戦全勝を記録したが、プレーオフトーナメント決勝で東芝ブレイブルーパス東京に敗れ、涙を呑んだ。初優勝を果たしたBL東京は、前身の東芝府中時代にトップリーグの2009-10シーズンを制して以来14年ぶりの栄冠だった。
MVPはBL東京SOリッチー・モウンガ。昨季はディビジョン1~3の計173試合で過去最多を更新する総入場者数114万6524人を記録した。今季はさらなる盛り上がりが期待される。
2024-25開幕カード日程
今季の開幕カードは以下の通り。
12月21日 三重ホンダヒートvsブラックラムズ東京(三重交通G スポーツの杜鈴鹿)
12月21日 静岡ブルーレヴズvsコベルコ神戸スティーラーズ(ヤマハスタジアム)
12月21日 東京サンゴリアスvs埼玉ワイルドナイツ(味の素スタジアム)
12月22日 クボタスピアーズ船橋・東京ベイvsトヨタヴェルブリッツ(秩父宮ラグビー場)
12月22日 三菱重工相模原ダイナボアーズvs浦安D-Rocks(相模原ギオンスタジアム)
12月22日 横浜キヤノンイーグルスvs東芝ブレイブルーパス東京(日産スタジアム)
なお、日程と会場が決まっていなかった第10節の2試合は以下の通り決定した。
3月1日 東芝ブレイブルーパス東京vsクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(鹿児島・白波スタジアム)
3月1日 浦安D-Rocksvsトヨタヴェルブリッツ(福島・Jヴィレッジスタジアム)
新たに導入の試験実施ルール
今季から導入される試験実施ルールも抑えておきたい。ワールドラグビーが定めた下記の4つは、2025年1月1日からの世界的実施に先駆けて実施する。
【①コンバージョンキックまでの時間の短縮】
ペナルティキック・コンバージョンキック共に60秒以内にキックしなければならない。
(参考)ショットクロック
コンバージョンキックとペナルティゴールを狙うペナルティキックにおいて制限時間を定めるルール。コンバージョンキックはトライが与えられた時点から、ペナルティキックはチームがその意思表示をした時点から60秒以内に蹴らなければ、キックが認められない。今回の試験実施ルールで、コンバージョンキックは90秒以内から60秒以内に変更となった。その制限時間は、試合会場の大型映像装置や試合中継のスクリーンなどに表示される(ただし、ディビジョン3の試合会場においては表示されない)。
【②ラインアウト形成の時間制限】
レフリーおよびアシスタントレフリーがラインアウトのマークを示してから30秒以内にラインアウトを形成しなければならない。
【③スクラム、ラック、モールでのスクラムハーフの保護】
スクラムにおいて、ボールを保持していないチームのスクラムハーフは、トンネルのセンターラインを越えてはならない。また、ラック・モールに参加していたプレーヤーは、ラックやモールの近くにいてボールを出そうとしている相手プレーヤーにプレーしてはならない。
【④コンテスト(争奪)のないラインアウトでのノットストレートの許容】
ラインアウトにおいてボールはマークオブタッチに沿って真っ直ぐに投げ入れられなければならない。しかしながら相手がコンテスト(争奪)に参加しなかった場合はプレーオンとし、プレーを続行する。
また、昨季導入されていた2つの試験実施ルールについては今季も継続採用される。
【⑤オフ・フィールド・レビュー】(D1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用)
【⑥20分レッドカード】(全試合において適用)
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記事:SPAIA編集部