“はだのブランド”を一新 第1回の認証品を募集
今年度から審査基準が一新され、「はだのブランド」が再スタートを切った。「丹沢の杜、名水のまち」を新しいコンセプトに、これを体現する優れた商品・サービスを認証するものとして第1回認証品の募集を行っている。
はだのブランド事業は、地域間競争に打ち勝ち、地域経済の活性化を図ることを目的に導入された。2010年に発足した「はだのブランド推進協議会」の中で検討を重ね、12年度から認証事業を開始。これまでに、43事業者の63品を認証してきた。
しかし、認証開始から10年以上が経過し、事業として定着した一方で、市民や観光客へのPR不足、認証品が増えたことで伝えるべきまちの特徴や地域資源の魅力が不明瞭になってしまっているなどの課題が上がってきた。また、SNSの普及に伴い、今後は「商品の圧倒的優位性が必要になる」として、市制施行70周年を機に、はだのブランド事業の見直しが図られることになったという。
協議会は4月15日から、新たなコンセプトと審査基準のもと、「第1回はだのブランド認証品」の募集を開始した。認証の対象となるのは、「丹沢の杜、名水のまち」で育まれたことを強く感じられ、全国から求められる秀逸な商品(加工品、工芸品、工業製品等)及びサービス。秦野市内に住所を有する個人、法人、その他団体(本支店等の事業拠点の所在地が市内にあること)が申請することができる。申請は6月20日(金)まで。
申請された商品等について、協議会による「条件審査」を行ったのち、はだのブランド認証審査会による「認証審査」の2段階審査を経て、認証が行われる。認定式は10月頃を予定しており、今回の認証品は11月3日(月・祝)の市民の日で披露される。
これまでの認証品については26年3月末で終了となり、その後は新コンセプトの「はだのブランド」のみとなる。協議会では「秦野市の地域活性化やPR活動に率先して取り組む方の申請をお待ちしています」と話している。申請の詳細は協議会のHP(http://www.hadano-brand.jp)、問い合わせは事務局(市はだの魅力づくり推進課)【電話】0463・82・9036へ。