【奈良県】「聖地巡拝×鉄道 」が学べる特別展!「鉄道で巡る聖地 近代ツーリズムと橿原神宮」開催中!
【奈良県】「聖地巡拝×鉄道 」が学べる特別展!「鉄道で巡る聖地 近代ツーリズムと橿原神宮」開催中!【橿原神宮 宝物館】
明治時代の鉄道が変えた旅の形を学べる、特別展「鉄道で巡る聖地 近代ツーリズムと橿原神宮」が橿原神宮の宝物館で開催中!
鉄道と聖地巡拝が織りなす歴史とロマンに触れる旅へ。当時の観光パンフレットや路線図など貴重な資料を展示。鉄道ファン必見のデボ1形車内案内駅名表示幕も!
鉄道が変えた人々の旅 - 聖地巡拝の幕開け
明治時代以降、鉄道の登場により人々の行動範囲は飛躍的に拡大。
それまで長時間を要した聖地への参拝が、鉄道の開通により身近なものになった。
鉄道会社は路線沿線の名所や旧跡、神社、天皇陵などを結ぶことで、皇室ゆかりの神社や天皇陵を参拝する「聖地巡拝」という新たな観光スタイルを普及させた。
橿原神宮 - 聖地巡拝の舞台
明治23年(1890)に創建された橿原神宮は、初代天皇である神武天皇を祀る神社である。
その神武天皇の御神徳を求め、参拝者が増加した。
近畿日本鉄道(近鉄)の前身である大阪電気軌道や参宮急行電鉄などの鉄道会社は、大阪~橿原、橿原~伊勢、名古屋~伊勢などへ路線を延伸。
橿原神宮への参拝をより容易にした。
特別展の見どころ
本展では、鉄道好きの心を揺さぶる「デボ1形 車内案内駅名表示幕」や「前照灯」など展示物も多くある。
さらに注目したいのが、橿原神宮への参拝旅行を中心に、伊勢参宮なども含めた近代の「聖地巡拝」を、観光パンフレットや鉄道路線図、地図、絵葉書などの貴重な資料から紹介する展示物。
中身を拝見すると、現代の観光パンフレットとあまり変化がない。
ひとつひとつの場所がかなり詳しく書かれているものもあり、読み応えたっぷりのものもある。
当時は、鉄道に乗りながら次の参拝先のことを学び、旅を楽しんでいたのが伺える。
まとめ
139点の資料があり、見ごたえ十分!
3月20日(木・祝)には展示担当者による講座、展示見学会のイベントもあり!
「聖地巡拝×鉄道」の世界を楽しんで。
特別展「鉄道で巡る聖地 近代ツーリズムと橿原神宮」概要
●開催期間
2025年1月1日(水・祝)~7月21日(月・祝)
●開館時間
・平日:10:00~15:00
・土日祝日:9:00~16:00
●入館料
700円(Café橿乃杜 割引券付き)