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【特集記事】和菓子職人が手掛ける出来立て和菓子のフルコース! kitöne 第2回和菓子カフェ

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kitone

 
1804年創業の老舗和洋菓子店「十一屋」。

山形県内に6店舗を展開しており、その本店である七日町店が2023年11月にリニューアルオープンしました。

本店ではお菓子の販売に加え、ランチやディナーを楽しめるレストラン「kitöne (きとね)」が隣接しています。

レストランのコンセプトは「木」と「音」。自然の温もりと調和を感じられる空間で、特別なひとときを過ごすことができます。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください▼

【特集記事】コンセプトは「木」と「音」、十一屋レストラン「kitöne」がオープン |山形おすすめレストラン

「和菓子カフェ」は山形市の歴史ある旧跡・御殿堰を借景に、十一屋の和菓子職人が目の前で仕上げる「出来立ての和菓子のコース」を楽しむ特別なカフェイベントです。

〇第2回 和菓子カフェイベント概要

・ 開催日:2025年1月7日(火)
・ 時間:2部制 ① 13:00~14:30 / ② 15:00~16:30
・ 料金:3,000円 (税込)
・ 定員:各回15名限定
・ 予約方法:七日町本店への電話 (023-622-0011)または専用フォームより

今回は13時~14時半の回に参加させていただきました。
まず店内に入り受付後、席に案内していただきました。

テーブルにはお品書きが用意されております。

今日はこちらの内容を楽しむことができるのですね。楽しみです。

〇お品書き
・福手まり
・芋羊羹のブリュレ
・もなかでカナッペ
・春告餅
・季節の上生の実演
・本葛仕立ての昆布茶

席に着くと、まずは目の前で実演される上生菓子を以下の3種から選びました。

・紅梅
・ゆりね金とん
・丸鯛

私は「紅梅」を選択。春を思わせる鮮やかな色合いに期待が高まります。

その後、しばらくするとお店の方からご挨拶があり、本イベントがスタート。

1品目「福手まり」

職人が各テーブルを回りながら、和菓子のモチーフや意味について丁寧に説明してくださいました。

職人:「手まりは縁起物でございますので、今回手まりを和菓子で表現させて頂きました。中にはクルミ餡が入っています。クルミは固い殻で覆われておりますよね。これは身を守る象徴とされ、縁起が良いと言われています。今年一年、皆様が幸せに過ごせるよう願いを込めてお作りしました。」

和菓子をただいただくだけでなく、それぞれの和菓子に込められた意味や願いを知ることで、一層特別感が増しました。

手まりの中はカラフルな色あいで、とても綺麗でした。
お皿の周りにある可愛いらしい梅の花は、「あんぺい」という素材で作られており、あんこに米粉を加え、蒸しあげたものとのことです。

少し硬いのですが、味わい深かったです。

また、自家製の塩昆布も提供され、甘い和菓子との絶妙な塩味のバランスに、ついつい何度も交互に楽しんでしまいます。

2品目は、「芋羊羹のブリュレ」です。

こちらはなんと目の前であぶっていただきました。

 
目の前で炙るライブ感と、カラメルソースの香りが食欲をそそります。

職人:「ブリュレの上には、大学芋のような甘じょっぱいカラメルソースを塗っております。中のソースとも相性が良いので、ぜひ一緒にお召し上がりください。」

 
半分に切ると、キャラメルとチョコレートがとろけて出てきました。

カラメルソースとキャラメル、チョコレートのソースが絶妙な味わいでマッチします。

また、添えられた紫色の練切には安納芋の餡が入っており、こちらも和の素材を生かした上品な一品でした。

3品目は、「もなかでカナッペ」。

  

職人:「こちらはカナッペのようにお好きにお召し上がりいただく和菓子です。栗きんとん、こしあんと、鶴岡産のだだちゃ豆、生クリーム、真ん中にシチリア産の岩塩、バターをご用意しております。是非お好きなようにお召し上がりください。」

バターナイフで、好きな餡やクリームを最中に乗せていただきます。

多彩な味の組み合わせに迷ってしまいますね。

どの組み合わせも美味しかったのですが、私のお気に入りは、「こしあん×バター」の組み合わせ。クリーミーなコクとこしあんの甘さが最高でした。

あっという間に最中は無くなり、次の和菓子を待ちます。

体験型の和菓子が、想像以上に楽しいひとときです。

4品目は春を先取りした「春告餅」。

 

職人:「山形県産のもち米で練り、こしあんを包んで青豆のきな粉で仕上げました。」

口に含むと、青豆のきな粉の豊かな香りがふわっと広がります。春の訪れを予感させる優しい甘さと、滑らかで柔らかな食感が魅力的でした。

さらに添えられていたのは、梅肉が入った菓子。サクッとした軽やかな食感とともに、梅の爽やかな風味が広がります。

梅と鶯をテーマにした縁起の良い組み合わせで、きな粉の香ばしさがさらに春を感じさせる一品でした。

次はいよいよ、「季節の上生の実演」です。

テーブルを回り、目の前で実演していただきました。

目の前で練切が仕上げられ、その鮮やかさと繊細さに感動しました。

あっという間に、私が選んだ「紅梅」が出来上がりました。

まさに目と舌で味わう贅沢な体験です。

今回、私は一人で伺いましたが、グループで来ると、友人の練切ができる様子も楽しむことができるので良いですね。

最後に、鈴をモチーフにした和菓子と「本葛仕立ての昆布茶」を頂きました。

職人:「鈴は魔物を寄せ付けず、神様をお知らせする音として縁起が良いとされています。この和菓子を召し上がっていただき、皆様が幸せに暮らせるよう願いを込めました。」

鈴の和菓子がとても可愛らしいです。

また、昆布茶は、最初にいただいた塩昆布を作った際に出た出汁と本葛で仕上げた昆布茶とのことです。
「喜ぶ」という意味が込められた昆布茶をいただき、第2回 和菓子カフェは終了しました。

あっという間に時間が過ぎ、一人での参加でしたがとても楽しい経験をすることができました。

「第2回 和菓子カフェ」では、和菓子職人の匠の技と、伝統を活かしながらも新しい発想を取り入れた特別感のある和菓子体験を楽しむことができました。

目の前で仕上げられる和菓子を楽しむ贅沢なひとときは、少人数制の落ち着いた空間だからこそ実現可能なパフォーマンス。

次回の「第3回 和菓子カフェ」にもぜひご期待ください!

≪第3回 和菓子カフェ≫
【日時】
2025年2月15日(土)
16:00~17:30[10名限定]
※ 14:00~の会は完売しております
詳しくはお店公式Instagramを又は直接(☎ 023-622-0011)お問合せください。

十一屋レストランkitöne (十一屋七日町本店内)

【営業時間】
11:00~19:30
(料理 L.O. 19:00 / ドリンク L.O. 19:00)

☎ 023-622-0011

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