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横須賀市 住宅火災急増、8人死亡 「危機的状況」消防局が注意喚起

タウンニュース

住宅火災急増、8人死亡

横須賀市内で住宅火災による死者が急増している。昨年11月28日から1月11日までの45日間で火災が相次ぎ、計8人が死亡した。出火原因はタバコや電気ストーブに起因するものが多いとみられる。市消防局では「危機的な状況」として警戒感を強めており、市民に火災予防や住宅火災警報器の設置を呼び掛けている。

寝たばこ、電気ストーブ原因か

市消防局によると、同期間中に死者が発生した住宅火災は6件。昨年11月28日に鴨居2丁目の県営団地、12月17日に林3丁目の市営住宅、同21日に太田和2丁目のアパートと汐入町4丁目の戸建て住宅でそれぞれ火災があり、焼け跡から遺体が見つかった。1月4日には三春町6丁目でアパート火災があり、住人が搬送先の病院で死亡、同11日には田浦泉町の住宅火災で焼け跡から2人の遺体が見つかった。

原因別では、タバコが2件、電気ストーブが4件(疑い含む)。時間帯は深夜0時〜朝6時までに4件発生しており、市消防局では「死者のほとんどは65歳以上の高齢者。寒さをしのぐため暖房をつけっぱなしにしているケースが多い」と説明する。寝返りの際に毛布や衣類などの可燃物がストーブに接触し、着火する恐れがあるという。

市内では高齢化が進み、独居高齢者も増加傾向にある。そうした状況を踏まえ、「寝たばこは絶対しない、就寝前にはストーブを必ず消すなど火災予防に努めて」と1人ひとりの防火意識向上が不可欠として注意を呼び掛ける。

火災を早期に察知し迅速に消火や避難するには、住宅用火災警報器の設置と定期的な点検が欠かせない。動作確認や10年を目安に交換することが必要とされており、同消防局では「いざという時に困らないよう適切な設置と管理を心掛けて」と話している。

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