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南海トラフなど巨大地震に備える!県内初となる津波対策専用の水門「本庄川水門」 南あわじ市

Kiss

昨年9月、南あわじ市にある『阿万港(あまこう)』に県内初となる津波対策専用の水門と防波堤が完成。阪神・淡路大震災の発生から30年という節目となる来年度からは、年に1回の防災訓練にも使用されます。

低地が広がる同区域は、高台への避難が困難であるほか、津波の河川遡上などによる浸水区域が大きいとされており、レベル1のM8.4の想定地震動で発生する「レベル1津波」、M9.0クラスの想定地震動で発生する「レベル2津波」共に一部区間で防潮堤や河川堤防を越えて水が流れ込む恐れがあります。

同市では平成27年度より水門と防波堤の工事が進められており、昨年9月に完成。最大6mの津波に備えることができ、「レベル1津波」では200戸以上の床上・床下浸水の被害が解消される見込みであるほか、「レベル2津波」に対しては、浸水面積がおよそ4割縮減される見込みです。

門はJアラートが出されると自動で閉まる仕組みになっているのだとか。水門の高さは約30m、扉の高さは約9.3mと大きく、阿万海岸海水浴場沿いを歩けば誰でも外から見学することができますよ。

<記者のひとこと>
近い将来、高い確率で発生するとみられる大きな地震。こういった水門ができたことは心強く大きな備えとなりますね!


完成
2024年9月

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