<帰省前トラブル>義実家に泊まるのがつらい。嫁だけホテル泊は失礼なの?ダンナは大反対で…
一家揃っての帰省は、費用も手間もかかります。もちろん「帰りたい」「行きたい」の気持ちがあるならなんのそのですが、気を遣わなければならない義実家への帰省に気が乗らないママも一定数いるのではないでしょうか。近頃は夫婦別々にそれぞれの実家へ帰省する、などという話も耳にするようになりました。
気遣いで毎回クタクタの帰省。もう泊まりたくない
一方で、いまだに「正月(お盆)は、何が何でも家族全員で帰省しなくてはいけない!」とこだわっている人もいるようです。ママスタコミュニティにもお悩みが寄せられました。
『今後夫の実家に帰省するときは、家族全員、もしくは私と子ども、最悪私だけでも「ホテルに泊まりたい」と言うと、夫がひどく不機嫌になりました。家計からではなく、「私のお金でホテル代を出すから」と言っても納得せず。義両親はもう70代半ばなので、嫁だけでもホテルのほうが楽だと思うのですが、やはり失礼でしょうか?』
話から察するに、投稿者のお子さんは中学生・小学生・幼児の3人です。どちらの実家も遠方のため、現在自身の実家には、投稿者さん+末っ子だけで帰省しているそう。「夫の実家には夫だけ、もしくはもう手のかからない上の子ふたりで行ってほしい」と考えていると言います。 その理由は、ズバリ「気を遣うから」。義両親は決して嫌な人たちでないものの、少し昔気質なところがあるそうです。一つしかないトイレは義父さんとダンナさんが長時間占拠。洗面所やお風呂を上のお子さんたちが長時間独占してしまうのも悩みの種なのだとか。さらに投稿者さんは腰痛持ちで、義実家のせんべい布団で寝るのがつらいとも言っています。
『私も義実家で用足しするのがすごく嫌で、大のときは近くの公園やコンビニのトイレまで行っていた。ストレスで髪も肌も荒れたし、長時間我慢したせいで痔になった』
同様の思いをされている方からもコメントが届きました。義両親がよい人たちだったとしても、気を遣うのは同じです。
『布団の準備や後片付けだけでもけっこう大変。しかもそれを高齢の義両親にさせるなんて』
普段2人で暮らすお宅にいきなり5人増えるのですから、義実家に負担がかかるのは容易に想像がつきます。当日の布団カバーやシーツなどの準備だけでなく、前もっての陰干しや、後日の洗濯。加えて食事の用意も毎回7人分!
歓迎?NG?ホテル宿泊に対する反応はさまざま
実際に、「帰省時はホテルを利用している」と話す方からのコメントもありました。
『夫の両親も高齢。毎日老夫婦だけで過ごす時間と、息子や孫たちが来てからの時間の使い方は、違いすぎて疲弊すると思います。なのでずっとホテル宿泊です』
義両親も、体力的な疲れに加えて気疲れをするでしょう。「うちは私がホテル、夫は実家に泊まる。しょせん他人だから義母も私に気を遣うだろうし、お互いのため」というコメントもありました。 嫁(婿)はホテルに泊まり、実子のみ実家に泊まる。双方にとって良策のように思えますが、投稿者さんのダンナさんのように断固反対する人もいるようで……
『うちも同じ感じだから、ホテルNGだと思う。だから私は絶対に帰省しない』
こうした夫たちの心理を、「みんなで泊まることが親孝行だと思っているんだろうね」と多くの人が推測。「嫁を使って親孝行するな」という批判もありました。 投稿者のダンナさんは、親孝行どころか「実家に帰るとソファから一歩も動かない。食事の支度も片付けも手伝いません」とのこと。何が何でも投稿者さんを実家に泊めたいのは、家事をひとりで担うことになる義母さんの手伝いをさせるためのようにも思えます。
『私もダンナに「義実家に泊まるくらいなら、帰省しない」と言ったら、大ゲンカに。最終的にホテルに泊まることになったけど、義親や義姉が「お金がもったいないから、キャンセルを」とうるさかった』
ホテル宿泊を快諾してくれる義実家がある一方、そうではない義実家もあるようですね。実際はそのほうがよほど手間がないはずですが、「その年代の義両親なら、家族揃って実家に泊まるのが当たり前。ホテル泊は理解してもらえないと思う」という指摘や、「泊まる家があるのに『わざわざホテル?』と、びっくりされた」という体験談もありました。世代間による価値観の違いもあるようですね。
『義両親もいい気はしないだろうね。「お宅に泊まるのは嫌です」と言っているようなものだから』
昔ながらの価値観を持っている義両親が、このように受け止めてしまう可能性もあるのです。投稿者さんが「失礼かな?」と気にしているのも、つまりはそういうことですよね。
ホテル宿泊はメリットいっぱい。プレゼンしてみよう
義両親が昔ながらの価値観を持っていたとしても、気づきを与えることはできるのではないでしょうか。まず手始めは、「こんな方法もありますよ」という提案。そして、「こんなメリットがあります」というプレゼンです。 しかし、投稿者さんがダンナさんに「もう高齢だから迎える準備が大変だと思う」という話をしたところ、「まだまだ元気だから、家族みんなで帰省したい!」と。義母さんは実際のところ、持病で入退院を繰り返しているそうなのですが……「親はそこまで大変じゃない!」の一点張りなのだとか。
『70代半ばなら、もてなすのは疲れると思う。いっそ義母に尋ねてみたら?』
意見を曲げないダンナさんは脇に置き、直接義母に話をしてみるのもアリかもしれませんね。角が立ちそうなら、「『ずっと腰がつらかったけれど、末っ子の出産から余計に腰痛がひどくなって。ベッドでないとダメなんです』と伝えてみたら?」というアドバイスもありました。
『多少お金を払ってもいいのなら、義親もホテルか旅館に誘っちゃえば?』
これこそが親孝行です。部屋も別々にすれば気遣いも最小限で済みますし、布団や食事の準備も不要。なにより7人全員が旅行気分を楽しめます。 投稿者さんがこの「義両親もホテル」案をダンナさんに伝えてみたところ、これまで頑なだった態度が少しだけ軟化した様子だったのだとか。お子さんたちも「(ホテルや旅館に)泊まりたい!」とワクワクしていたそうなので、今回の帰省はそこから始めてみてはいかがでしょうか。温泉などに入って義両親もリラックスしたところで、「実は腰痛が……」と切り出して今後のやり方を探ってみるのもおすすめです。