キューブの2024年12月期は48億円の売上高 ブランド初となる女性アンバサダーの起用も
ゴルフブランド「マーク&ロナ(MARK & LONA)」を手掛けるキューブは2月14日、2024年12月期の通期決算を発表した。売上高は48億6300万円(前年比0.1%増)、営業利益は1億6600万円(同42.6%減)、当期純利益は1億800万円(同43.0%減)だった。
キューブは今期、静岡県の「御殿場プレミアム・アウトレット」にポップアップを出店するなど、国内での集客と販売の強化に注力したことでリテールの売上高は前年から11.3%増となる17億6288万円を計上している。韓国の卸売も好調で前年から3.8%増となる14億7605万円だった。売上高構成比で国内リテールは36.2%、韓国の卸売は30.3%を占めており、この両軸が業績を牽引している。
「マーク&ロナ」は、2024年4月にデビューしたガールズグループ、VVUP(ビビアップ)とコラボレーションし、1月24日からカプセルコレクション「RICH & FAMOUS」の販売を開始している。「マーク&ロナ」は、2018年からブランドアンバサダーとして木村拓哉を起用しているが、ブランド初となる女性アンバサダーの起用を新たに予定しており、日本及び韓国でのブランド認知のさらなる向上を目指すとしている。
また、キューブはグローバル展開も加速していく。4月にはジョイントベンチャー事業として中国・北京に「マーク&ロナ」をオープンする。今後もさらなる出店を計画する。2025年12月期の業績予想は、売上高は52億円(前年比6.9%増)、営業利益は2億600万円(同24.4%増)、当期純利益は1億2500万円(同15.0%増)としている。