災害時に活用も 上越市吉川区の道の駅「よしかわ杜氏の郷」に段ボール製簡易設置型授乳室
新潟県上越市の道の駅「よしかわ杜氏の郷」の売り場フロアに2025年10月、段ボール製の簡易設置型授乳室と授乳チェアが設置された。扉には施錠もでき、人目を気にせずに安心して利用することができる。災害時にはプライベートスペースとしての活用も期待される。
《画像:このほど寄贈された施錠もできる簡易設置型授乳室》
国交省が推進する道の駅の子育て応援施設の整備支援として、日本道路建設業協会が全国道の駅連絡会と連携して寄贈。道の駅に3年間かけて設置する取り組みを実施しており、よしかわ杜氏の郷がこのほど寄贈を受けた。9月には糸魚川市の「道の駅能生」、妙高市の「道の駅あらい」の2か所にも贈られた。
簡易設置型授乳室は組み立て式で、高さは約190cm。扉の内側には間仕切りのカーテンも設置されるほか、外履きを脱いで利用するため、クッションタイプのマットが敷かれ、棚も置かれた。授乳チェアは肘置きのあるゆったりしたタイプで母子ともにリラックスして過ごせそうだ。
《画像:関係者により寄贈式も行われた》
寄贈した同協会北陸支部の堀吉伸支部長は「悩みの緩和に役立てば。災害発生時にも利用ができる。ぜひ活用してほしい」と話した。
野澤朗駅長によると現在施設に授乳室はないが、おむつ替えなど要望があれば従業員用の休憩室を貸すなど対応してきたという。今後は簡易設置型授乳室周辺を“子育てゾーン"とし、ベビーベッドの設置なども検討しているという。
道の駅よしかわ 杜氏の郷 | よしかわ自然の恵み発信基地( https://eki-yoshikawa.jp/ )