愛川町 「めぐり愛」に感謝 奈良日和さん
20年間生きてきた中での出会いを思い返すきっかけにしてほしいという願いを込めて、今年のテーマは「めぐり愛」に決めた。「みんなの記憶に残るような時間を過ごしたい」と、アトラクションから式典の進行まで、13人の実行委員と共に学業などの合間を縫ってリハーサルを重ねてきた。
昨年の実行委員を務めた中学校の先輩から勧められ、自身もメンバーに名を連ねた。「一生に一度しかない二十歳のつどいに携われることがうれしい」と充実した表情を見せる。
恒例となった小中学校の恩師からのビデオレターを撮影するため、久しぶりに母校を訪問した。「校舎に入るととても懐かしくて。先生からのメッセージにはぐっと胸にきました」と笑う。
大学で経済学を学び、「お金に関する資格を取得して、将来は金融関係の仕事に就きたい」と夢を描く。生まれ育った愛川町では「川で遊んだり八菅山に登ったり、自然の中で遊んだことが一番の思い出」。愛するこの町で共に過ごした仲間たちとの再会に向け、最初で最後の大役を堂々と務め上げるつもりだ。