沓尾海岸沖でのボートキス釣りで本命46尾手中【福岡】2時間半の数釣りを満喫
8月中旬、今回の釣りは福岡・行橋・沓尾海岸沖でのキス釣りだ。天気は曇り、波高20cmと絶好のキス釣りびより。釣果は46尾、同行の小野さんは48尾と、連掛け楽しみ、たっぷり数釣りを堪能した。
沓尾海岸沖でキス釣り
キスが釣れる釣り場の条件として、ひとつは近くに大きな河川があること。沓尾海岸も例外ではなく、近くに祓川が流れている。
また、豊前海は遠浅の海岸で干潮から満潮までの干満差が大きく、大潮時では3mを超える。そのため魚も潮に乗って活発な動きをする。よってキスの群れに遭遇すると、入れ食いするのだ。
そして、一番重要なのが海底の地質で、沓尾海岸沖はすべて砂ではなく、ところどころ泥の場所があること。
初めて釣行する場合は判別がむずかしいので、その時はまずポイントで船を止め、アンカーを静かに入れてみること。すぐに引き上げてアンカーのツメの先端に泥が付着していないか確認するといい。泥が付着している場所ではキスは釣れないので移動を。
ちなみに移動は50mほどで十分、大きく移動すると釣れるポイントから外れかねない。
当日の仕掛け
エサは赤ケブ50gを購入。ハリに刺す時は「し」の字にならないよう真っすぐ刺し、ハリ先から1cm前後出るようにして切る。
理由はエサが長すぎるとエサだけ取られてしまうからだ。
釣り方は、軽く遠投、仕掛けの着底と同時にイトフケを取り、少しずつ手前へゆっくり引き寄せる。
ツーンツーンとキス特有の鋭いアタリがあった場合は引き寄せるのを止めて、エサが食い込むのを待つ。2~3秒待って再び引き寄せ始めたときに再び鋭いアタリがあったときに軽く手首でアワセを入れてハリ掛かりさせる。
1投で2尾のダブル掛けを狙う場合もアタリがあってもすぐに仕掛けを上げないことだ。
当日の状況
当日、沓尾海岸には午前7時ごろ到着。準備を整え、沖の釣り場には7時30分ごろに到着した。まずはアンカー投入前に試し釣り。キスがアタればアンカーを入れる作戦だ。
すると仕掛け着底と同時にいきなりキスのアタリ。第1投目から18cmのキスが釣れた。
キスが釣れたのを確認してからアンカーを投入。周辺の海水は前日の強風で白波が立っていたためか少し濁っていた。
また、猛暑の影響で水温もかなり上昇していると思っていたが、意外にもちょうどいい水温のようだ。海水の濁りで食い込みが悪いのではと心配していたが、なんの心配もいらなかった。満潮が近いためキスが沖の深場から浅場へと集まってきているようだ。
良型キスがダブルヒット
今回は2時間半の釣りを予定していたので1投ダブル掛けで狙う。小さめの赤ケブを選んでハリに刺し、ハリ先から1cm先で切る。
軽く20~30m投げ、仕掛け着底と同時にイトフケを取って軽く、ゆっくり手前に引き寄せようとしたとき、いきなり小気味よいアタリがサオ先に伝わって来た。イトを張らずに食い込むまで待つ。軽く引き寄せると再びアタリがあったのでアワセを入れ、ここで巻き上げずに再度、仕掛けをゆっくりと移動させてやる。
2度目のアタリに再びイトを張らずに食い込ませ、2~3秒待って引き寄せ始めてアタリがあったので軽く手首でアワせると、20cmと18cmのキスのダブルだった。
連掛け楽しんで数釣り堪能
この日は移動することなく同じ場所で入れ食い。気がつくとクーラーの中はキスだらけ。私の釣果は46尾、小野さん48尾。キスをさばくとお腹にはマコがぎっしりであった。
8月23日は馬場さんと同地へ釣行し、私が67尾、馬場さんが43尾と入れ食いだった。なお、釣行の際は必ず救命胴衣を着用し、こまめな水分補給を行い、熱中症対策を行うこと。
<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年9月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。