キン肉マン作者に届いた3D年賀状に驚き モチーフはまさかの「サンシャイン」
年賀状ははがきタイプのものだけだと思っていませんか?「キン肉マン」の著者として知られる「ゆでたまご」の嶋田隆司さんが、自身に届いた年賀状をXで紹介し、話題になっています。
それはなんと、悪魔超人「サンシャイン」の顔面を象った3Dの年賀状。にこやかな表情を浮かべる黄金の顔像はたしかに縁起が良く、新年にふさわしいと言えそうですが……常識にとらわれない発想にびっくり。
【「ゆでたまご」嶋田さんのもとに届いた「サンシャイン」の3D年賀状】
この3Dサンシャイン年賀状の送り主は、広島県の精密鋳造メーカー・株式会社キャステム。その新規事業本部である「IRON FACTORY」の池田さんが制作を行ったものです。IRON FACTORYでは「ロビンマスク」や「悪魔将軍」の実物大マスクを制作するなど、キン肉マンとのコラボアイテムを多数展開しています。
そんな池田さんが、ゆでたまごさんに3D年賀状を送り始めたのは2019年からで、今年で6回目。2018年に初めてのキン肉マンコラボ企画となる「鋼製ロビンマスク」の商品化を行ったことがきっかけとのこと。
当時の製造業としてはいち早く3Dプリンターに注目して導入したり、3Dプリンターを活用したハガキの特許を取得していたという背景から、同社らしいこれまでにないインパクトある年賀状を作って、ゆでたまごさんに最大限の感謝を伝えたいという思いで、継続している取り組みなのだそうです。
過去のポストを見ると、毎年趣向を凝らしたデザインになっていることがわかりますが、今年のモチーフにサンシャインが選ばれたのは、2024年11月に「等身大サンシャインヘッド」を発売したことが理由のひとつとのこと。
また、「サンシャインは悪魔超人ですが、サンシャインの笑顔は特徴的ですし、人を元気にしてくれる笑顔だと思うんです」と、池田さん。長方形の頭がハガキにぴったりフィットし、名前の通り初日の出のように輝くサンシャインスマイルが、とても印象的な仕上がりとなっています。
中でも、特にこだわったと話すのが「3D年賀状らしい立体感を出すこと」。顔の造形はもちろんのこと、額のマークや口の中に浮かび上がる「謹賀新年」の文字、さらには側面の格子状の模様など、細部まで細かく再現されています。さすがはIRON FACTORY、年賀状とはいえ一切の妥協は見当たりません。
これにはゆでたまご嶋田さんも「な……なんじゃあキャステムさんの毎年恒例ビックリ年賀状!! よく届いたなぁ!!」と興奮気味。例年キャステムから届く年賀状を楽しみにしているようすがひしひしと伝わります。
これに対し、池田さんは「今後も弊社らしく、全力でゆでたまご先生への感謝を年賀状に込めます!」と、早くも継続の構え。来年のモチーフとなるキャラクターがいったい誰になるのか、筆者も作品のいちファンとして楽しみで仕方ありません。
<記事化協力>
IRON FACTORY IKEDAさん(@IRON_IKEDA)
<参考・引用>
ゆでたまご嶋田さん(@yude_shimada)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025010908.html