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<ギャンブルで家が……!>夫の愚行に絶句!貯金ゼロ、投資もマイナスで家を手放す?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

みなさんは「突然日常が崩れ去った」なんて衝撃的な体験をしたことはありますか? もちろん、そんな経験はないほうが幸せですよね。しかし人生にはごくまれに「まさか」と思うような出来事が起き、あっという間に坂道を転げ落ちるようなことも……。私たち家族は3人で幸せに暮らしていました。決して裕福ではないけれど、お互いを支え合うようなごくありふれた家族。こんなささやかな幸せがずっと続くと思っていたのです。そう、あの日までは……。

夫はあれ以来すっかりギャンブルから足を洗い、私たち家族の穏やかな日常もずっと続くものと思っていました。しかしある日、私は夫からの衝撃の告白に思わず言葉を失うことになるのです。「ユウカ……ちょっといい? 大事な話がある」

夫は観念したようにこれまでの経緯を打ち明けました。夫婦の貯金にまで手を出していたなんて……。残高がそれなりにあるからと油断して確認せずにいた自分を悔やむばかりです。頭がクラクラしてきました。そして夫からはさらに驚くようなことを言われます。

もはや悪い予感しかしません。自分の心臓がドキドキと波打っているのがわかります。夫はギャンブルの負けを取り返そうとして最悪の道を進んでしまったのです。「家を担保にして借りられるだけお金を借りた」その事実を聞いた私は、思わず大声で夫を罵倒していました。

夫が過去にギャンブルにハマっていたのはハルナが生まれて間もなくのこと。当時の夫は子育てもロクにせず、休みの日はもちろん仕事を休んでまでギャンブルに行くこともしばしばでした。離婚も考えましたが、ハルナが成長したときに父親がいないのは……と思って踏みとどまり、ギャンブルからはきっぱり足を洗ってもらったはずだったのです。 それなのに今になってギャンブルにのめりこみ、負けを取り戻そうと投資に手を出して失敗した夫。私がパートナーとして選んだこの人は、どうしてこんなにも頭が悪いのでしょうか。わが家には途方もない額の借金ができてしまいました。 「投資で大金を溶かした」などという噂をネットなどではよく目にしていたものの、これまではどこか遠くの世界の話のように感じていました。まさか自分の身に降りかかることになろうとは……。私はどうしたらいいのでしょうか。

ありえない!次々と明らかになる夫の借金に八方塞がり……

なんと来月には返済のメドがたたなくなってしまうというのです。親戚じゅうに頭を下げて工面をすればなんとか来月は乗り切れるのかもしれません。けれどその多額の返済はこれからもずっと続くわけで……。頭のなかは真っ白。悪い夢ならさめてほしいです。

「ギャンブルは一か八かの増やし方だけど、投資ならなんだか堅そうなイメージだし上手に増やせるかと思って……。けど……やっぱり無理だった」苦笑いをしながら「ごめん」を繰り返すだけの夫に、私はもう何も言う気がなくなってしまいました。

勤め先の社長からも借金をしていると打ち明けた夫。「給料から毎月少しずつ借金を返している」と言われて、私はさらに頭がクラクラしてきました。 そして返済に困ると夫は、家を担保にお金を借りる方法をネットで見つけて飛びついたのです。そんな浅知恵でどうにかしようとするより、まずは私に話してほしかった。家族を困らせたくないから借金を膨らませてしまっただなんて、責任転嫁も大概にしてほしいです。 夫の話を聞けば聞くほど八方塞がりの現状。私たちはもう、この家を手放すしかないのでしょうか。私たち家族はこれから路頭に迷ってしまうのでしょうか。絶望的な気持ちに襲われ、目の前が真っ暗になりました。

絶望する私に母の喝ッ!守るべきは「家」じゃなく……!?

一軒家を買って間もなく夫がギャンブルにハマり、月々の住宅ローンの返済には大変な思いをしました。義両親の遺産のおかげもありなんとか完済して、ようやく穏やかな暮らしを手に入れたのです。私にとってこの家は「家族の幸せ」の象徴でした。

衝撃的な話だったにもかかわらず、母は最後まで「うん、うん」と聞いてくれました。

母は私を勇気づけるようにきっぱりとこう言い放ったのです。「家なんてただの箱。違うところに引っ越したからって、思い出まで消えてなくなるもんですか」

夫の話を聞いてから、どんどん悪い方へと考えを進めてしまっていた私。夜になると不安に押しつぶされそうになり、いつしか「消えてなくなりたい」とまで考えていました。 けれど実家の母に電話をすると、「しっかりしなさい!」と喝を入れられます。その愛情たっぷりの言葉は、私の弱りきっていた心に染みました。母の言うとおり、私には守らなければならないものがあるのです。ハルナのことを考えると、泣きごとを言っている場合ではありませんでした。

私にとって家はシアワセの象徴だったけど……目が覚めた!

想像して思わずゾッとした私に、母は言います。「離婚することがいちばんの解決方法だと思うよ? 家への未練もなくなるだろうし」私はこの家のことを「家族の幸せ」の象徴のように思っていました。だから手放したくなかったし、離婚すら頭になかったのです。

この家にもう住めないことや、その状況に至った事情を話すと、ハルナには悲しそうな顔をされてしまいました。ただハルナを守りたいという私の思いはしっかり伝わったようです。「離婚するならお母さんについていく」と言ってくれています。

夫はもはや返す言葉もないようでした。その後まもなく離婚は成立。借金がどうなったのか詳しくは知りませんが、夫はもうあの家に住んでいないようです。おそらく家が売れたのでしょう。私は両親に手助けしてもらい、ハルナと2人で暮らしはじめました。

ずっと大切に暮らしてきた家を「手放さなくちゃいけない」と言われたときは、目の前が真っ暗になりました。苦労して築き上げてきた幸せな暮らしが音を立てて崩れ去ってしまうようで、「このまますべてを捨てて消え去ってしまいたい」と考えたのも事実です。 しかし母からの励ましで目を覚ますことができました。母の言うとおり私がいちばんに考えなければいけないのは、住んでいる「家」ではなく「家族」であるハルナのことだったはずなのです。 私は夫と離婚し、ハルナと2人で新しいスタートをきりました。これからも大変なことはたくさんあるでしょうけれど、支え合って生きていきたいと思います。


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