国内飼育率0.04%!豊岡の『狩野牧場』でブラウンスイスの濃厚ジェラートの虜に♡ 豊岡市
豊岡市出石町にある老舗ジェラート店『狩野牧場(かのぼくじょう)』。自家産牛乳を使ったジェラートや濃厚ソフトクリームは出石城下町の散策にピッタリな1品。合成の乳化剤や安定剤、保存料、着色料を使用しない、体に優しいジェラートです。
出石町の中心地にある大きな駐車場の奥にある内堀通りに店を構えており、メニューは季節の果物や地元産の素材を使ったものが20種類ほど並びます。
まずは、但馬産酒米の「日本酒ジェラート」を頂きました。文言通り、爽快な舌触りでさくさく食べられる!アルコールが入っているのでハンドルキーパーさんはご注意を。どのジェラードもその都度、濃厚ソフトクリームが練り込まれているので、すっきりしつつ、ミルクの風味が最高の一品です。
「ブルーベリーも但馬産のものです」とおススメしてもらいました。たっぷり入っている完熟ブルーベリーが甘くて感動!果物感覚でいくらでも食べられ、スプーンが止まりません(笑)。他にも季節の果物があり、メロン、ミックスベリー、焼きリンゴやいちごみるく。。。夏には「もも」も出てくるそう。
「美味しすぎてここのジェラートを毎週食べに来てたんです」と照れ笑いをする山本さん。実は、好きが高じて狩野牧場に就職。今でも週に2個以上食べてるそうです(笑)。
2種類のチーズと香ばしいアーモンドがたっぷり入っている「チーズアーモンド」。チーズが濃く、アーモンドがマッチします。香りが鼻から抜けて行き、飲み込みたくない味わいです。こちらは奥様の美樹子さんがメニューを発案されたそうです。
1958年、創業者の狩野光信さんが酪農を出石ではじめ、2代目茂樹さんが自ら独学でジェラートのレシピを開発、販売を始めました。今もレシピは茂樹さんが発案されていますが、娘の中田美樹子さんもジェラートやシフォンケーキ、クッキーやドーナツなどを開発されています。もちろん、祖父、父、娘の3代で牧場での牛の世話も仲良くされています。
ブラウンスイスは生産性が低く、搾乳する量もホルスタインより俄然少なく、かなり希少な品種ですが、このブラウンスイスのソフトクリームがかなり濃厚だそうです。「みなさん、食べ比べされるとだいたいびっくりされますよ。ぼくらもその顔を見るのがうれしいです」と話す守さん。
ブラウンスイスの「ソフトクリーム」も初めて頂きました。言葉にならない衝撃の濃厚さで、ホルスタインソフトと食べ比べるとその違いがはっきりわかります。結論、好きなジェラートとブラウンスイスのダブルをおススメしたい!
毎日朝と晩に搾乳し、新鮮なミルクをジェラートにする。牧場の牛たちに「いつも美味しいミルクを作ってくれてありがとう」と感謝を込めて1頭1頭大切に育てているのが、取材を通じて伝わってきました。体に優しい狩野牧場ジェラートは、出石散策のおともにもってこいな一品です。
場所
狩野牧場内堀店
(豊岡市出石町内町104)
営業時間
10:00~16:30頃
土日は~17:30頃まで
定休日
なし
駐車場
有料駐車場を利用してください