歌声、ホールに響く ミューザの日 20周年コンサート
ミューザ川崎シンフォニーホールで開館20周年と川崎市制100周年を記念した「ミューザの日」が6月29日に開かれた。アニバーサリーコンサートで節目を祝った。
公募で選ばれた市民プロデューサーが企画を担当し、川崎市と姉妹、友好都市を結ぶ海外の都市にまつわる名曲を東京交響楽団が演奏。エルガーの「威風堂々」第1番(英国・シェフィールド市)、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」から序曲(オーストリア・ザルツブルク市)など9曲を演奏し、会場から大きな拍手が送られた。
また、同ホールが東京五輪・パラリンピックを契機に制作し、コロナの影響で未発表となっていた合唱曲「世界中からこんにちはそしてありがとう」を初披露。市内の小中高生によるスペシャル合唱団とともに、来場者も参加し、ホールに歌声を響かせた。
この日は、施設周辺でもイベントが開かれ、JR東日本のトレインフェスタや、川崎浮世絵ギャラリーの缶バッジ作りなど親子連れの来場者で賑わいを見せていた。