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ジュビロ磐田のハッチンソン監督と松原后が練習後になにやら"青空会談” 果たしてその中身とは…?

アットエス


ジュビロ磐田は3月23日、アウェーでベガルタ仙台と対戦します。今季はホームで3戦全勝、アウェーは2戦2敗と、明暗が分かれています。敵地で初勝利を挙げ、チームは波に乗ることができるか。試合を前にジョン・ハッチンソン監督と松原后選手がなにやら〝会談〟していました。

ハッチンソン監督、松原に「今頃10ゴールぐらい決めてたんじゃない(笑)」

-15日のヴァンフォーレ甲府戦で勝利し、手応えも得たと思います。今週の練習のスタートで選手たちにどんな話をされましたか。
先週はメンタリティーのところで、コレクティブに戦うとか、集団としての意図と狙いというところ、また意志というところに対して、すごく選手に批判的に言いました。もちろんこの仕事というのは、結果によって左右されるところもあるんですけど、その中でもメンタリティーの部分であったり、チームとしてプレーしようとする意志だったりの部分で良くなかった。

甲府戦は違うチームが見られたらというところで、ボールを持っていても、持っていなくても、集団としてプレーできた、コレクティブにプレーできた。甲府に同点に追いつかれたときも良いメンタリティーで、次にまたリードを奪い返すというメンタリティーを持ってまいしたし、リードしてからもちゃんとしたメンタリティを持ってプレーできた。5分ぐらいボールキープできたところもありましたけども、集団としてプレーしようとするその意思であったり、意図っていうところがすごく良かったです。やることを全て集団でやる、全員でやるっていうところ。

もちろん、局面によっては間違った判断をしてしまったり、ボールを失うというところもありましたけれども、毎日のトレーニングでやっていることを試合でやれるかっていうことがすごく大事なので、クラブとして、チームとして、良い方向に進んでいるのではないかと思います。

-チーム内のポジション争いも激しくなりました。監督がスタメンに選ぶ基準として一番心がけていることは。
先週はメンバーを変えましたけれども、メンバーを変えた中で勝てばよく見ますし、負ければ何をしてんだっていう見方もされます。それは一旦置いといて、大事なのはその選手がベストなパフォーマンスであったり、調子、ベストなコンディションにいるかどうかということが大事です。

もちろんシーズン中、選手は調子を落としたりしますけれども、集団としてやれるかどうかっていうところと、ポジション争いというところ。ポジション争いに関しては年齢も関係ないですし、もらってる給料の高い低いは関係ない。一番調子のいい選手を選ぶ。ベストなポジションにいる選手を選ぶっていうところです。トレーニングを見てますし、先週末であれば練習試合の試合でも、選手がいいパフォーマンスをして競争を生んでいると思います。

-先ほど、松原(后)選手と何かお話をされていましたが。
今頃10ゴールぐらい決めていたんじゃないかという感じで(笑)。

-松原選手がゴール前のいいところに入っています。サイドバックの役割、求めていることを改めて教えてください。
まず、ピッチ上での関係性というところからスタートするんですけども、まずは小さいところからウイングとサイドバックという関係性。同じエリアに入らないというところから、そこにトップ下の選手が加わって、ボランチが加わって、フォワードが加わって、センターバックも加わってというような。その中で、スペースはどこにあるのか、相手はプレスをどのようにかけてきて、その中でスペースはどこで生まれるのかということも理解しなければいけない。后だけじゃなくて、(植村)洋斗も、(川口)尚紀も、タメ(為田大貴)もそのスペースを認知するというところはどんどん良くなってきています。

后には10ゴールを決められると冗談を言いましたけれども、いいポジションに入っていくのはペナの中でだけじゃなくて、他のところもいいポジションに入っていけているので。甲府戦はこの5試合の中のベストだったというのは彼にも伝えました。

-甲府戦はMFレオゴメス選手を途中からFWで起用していました。
レオは素晴らしい人間性を兼ねそろえている選手です。毎日のトレーニングでは笑顔で、そしてハードワークして。本当に素晴らしい選手だと思っています。どこに入れても、何をもたらしてくれるかというのも分かるような選手です。必ずプレスをかけますし、セカンドボールを回収してくれるというところで、あのポジションに入れても懸念はなかったです。

なのでピッチに入れたら何をもたらすか分かっているので、最後数分でしたけども、本当にいいパフォーマンスを見せたと思います。1、2分でもエネルギー全開でプレーしてますし、2回セカンドボール回収して、いいパスも出して、相手に対していいプレスをしていたというところは、まさにそれこそがレオのプレーだと思います。もちろんボランチの選手ですし、そのように計算してるんですけれども。

-次節23日に対戦するベガルタ仙台戦については。
ボールを持ったときに非常にいいなというふうに思っていて、いいパターンを持っているというところで、守備のところが苦労するだろうなと。なので守備として力強く守る必要がある。いいワイドの選手だったり、FWの選手だったり、また中央でのコンビネーションというところもあるので、すごく難しい試合になるなと思っています。

今年、アウェーが良くないというのもあります。しっかりとホームのパフォーマンスをアウェーに持っていけるようにしたい。われわれコーチングスタッフの問題でもあるので、そこをしっかりと持っていけるようにしたいと思っています。甲府戦のメンタリティーを持っていければ、続けることができれば、また主導権を握れば、間違いなく勝てるとは思うんですけれども、非常にタフなチーム、タフなリーグでもあるので。ただそのコンビネーションやパターンを見ても、本当によく指導されているなというふうに思うので、守備としてはそこを止めるかどうか、ボールを持ったときには甲府戦のようなパフォーマンスができれば、良い方向に進めるのではないかなと思います。

-話はそれますが、日本代表について。監督はどう見ていますか。
シンプルにアジアでベストなチームだと思います。日本の長い歴史を見ても、一昔前だとオーストラリアと比べると、オーストラリアと同じレベルか、もしくはちょっとオーストラリアが上を行っていたと思うんですけれども、日本がこれまでやってきたこと、育成もそうですし、日本で仕事をして分かることもあるので、それを見ればなぜアジアナンバーワンなのかというのもよく分かります。ただ、オフ・ザ・ピッチのところでもう少し、コンディショニングだったりフィジカルのところを改善できれば、ワールドカップでも本当に手ごわい相手になる。もっと上の方に行けるのではないかなというふうに思ってます。

-監督の母国(オーストラリア)は苦戦していました。
タフな地域にはいるとは思うんですけれども、監督もいい仕事してると思います。今は若手がどんどん出てきているというのもあって、ベテランと若手の世代交代の時期にいるというところで苦労はしてると思うんですけれども、監督はそこは修正してくれるかなと思います。ただオーストラリアも、オフ・ザ・ボールの部分というところをもっと改善しなければいけませんし、Aリーグ(国内リーグ)からもっともっと良い選手を輩出しないといけないなというふうに思います。

DF松原、監督にシーズン2桁得点を宣言!

-練習後に(ハッチンソン)監督に何か言われていましたが。
シーズンが終わった頃には2桁(得点を)取るって言ったら、もう既に2桁ゴール取ってるよって。

-9日のカターレ富山戦に続いて、15日のヴァンフォーレ甲府戦もボックス内で決定的なシュートを放ちました。惜しいシュートが続いています。
自分も点を取りたくてポジショニングを取っています。まずは自分が点を取って勝てることが、一番ベストだなっていうふうに自分はサッカーをやっていて思っています。今はちょっと点を取れていないですけど、そこはいずれ取れてくると思います。一昨年もJ2で6点取ったときも、やっぱり流れてきたボールを押し込む形というのがほとんどでした。右足でも左足でも、そこはあんまり深く考えてないというか、チームとして狙いを持った攻撃ができているということが一番大事なので。

-点を取ろうという意欲が高まっていますか。
そうですね、僕は点だったりアシストして、自分の納得のできるクロスだったりとか、シュートだったりとかで、それがチームの勝ち点3に直結するといったところの数字を残して勝つというのが、自分が思う一番ベストなフットボールですね。自分としてもこれはもうずっとやっていて変わらないですし、常にそういう思いを持っています。

-逆サイドから入っていくプレーは求められているんですか。
そうですね。俺にしかできないことかもしれないし、戦術としてもなってきてるというか。そもそも、そんなに入っていけとは言われてなかったんですけど、自分として入っていって、守備で戻っていけるというところができるし、できる選手なので。チームとしても攻撃の厚みももたらせられるし、俺があそこに入っていって、外に流れたら謙(倍井選手)がファーで得点チャンスも増えると思うし。

-右足でシュートを打っていることも多い。
そうですね。マイナスのボールとかだと、やっぱ右足で打つことになることが多いので。そこは(甲府戦で)エコパのピッチもちょっとスリーピーでだったので、ちゃんと合わせられれば、もしかしたら甲府戦も自分が打ったボールが相手の手に当たってPKを取れたかもしれないし。やっぱり枠に飛ばすということ。ゴールを決めるというのも大事ですけど、まず自分のシュートチャンスが来たら、しっかり枠の中に飛ばすことも大事ですよね。

-次節対戦するベガルタ仙台については。
J2の中ではいいチームだなって、すごいいいチームだと思います。前線にはちゃんと個の質の高い選手がいますし、チーム全体としてもハードワークできる、ちゃんと規律があるチームだと思います。そういった相手に対して、自分たちのフットボール、規律といったところで上回るれるかといったところ。自分たちのフットボールをもっと質を高めていきたいです。

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