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父・森永卓郎さん逝去・・・長男の康平氏が包み隠さず想いを語った。

文化放送

1月29日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、28日に亡くなった経済評論家の森永卓郎さんについて、長男で水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏が、通常通り番組に出演し、最後の日々について語った。

寺島尚正アナ「がんで闘病中だった経済アナリスト・お父様の卓郎さんが、昨日、原発不明がんのため、亡くなったことがわかりました。そんな大変な時のご出演、改めてありがとうございます」

森永康平「いやあ、やっぱりね、親父も亡くなる直前までラジオに出るってことをやってましたし、がんになってから賛否はあると思うんですけども、結構治療の内容とか今の体調とかを隠さずにずっとオープンにしてきましたから、僕も受けた仕事はどんな理由があってもちゃんとやろうと思ってますし、親父の話とかも隠してもしょうがないし、ちゃんと話して欲しいだろうからということで、今日も来たという感じですね」

寺島「康平さんも包み隠さず、最初から……最初は2023年ですよね、11月ですか?」

森永「11月に、一応本人はそのタイミングで告知を受けてて、世間に公表したのは12月の末だったんですけれども、やっぱり僕もそういう治療や体調とかはそんな大っぴらにしない方がいいのかな~って最初は思ってたこともあるんです。でも実際に今がんで闘病している人も日本にはいっぱいいて、そういう人たちが、うちの父親がそういう状況でも仕事をしてたりするのを聞いたりすると、励みになるんじゃないかと。やっぱりがんになってステージが上がっていって手の施しようがないとなると、安静にしててって家族も思うし、本人もそうするケースもあるらしいんですよね。そんな中でもああやって精力的に動いてるのを見てたら、別に『ステージ4だから死ぬまで寝てなきゃいけないんだ』じゃなくって、逆に『もう残された時間は少ないんだから、好きにやっていいんだっていう風に思えました』みたいなコメントも結構いただいててですね、そういう意味では何でもかんでも共有するっていうのは、それが不快に思う人もいるかも知れないけど、一部の人には前向きにさせることだったんだなっていうのは、結構学びましたよね」

寺島「森永卓郎さんのキャラクターもあるし。それがまたね、いいキャラクターでしたから。で、がんと一口でいったって、最初は膵臓がんとおっしゃって、それが数値をよくよく調べてみたら、膵臓の腫瘍マーカーみたいなものは、まったくもって正常だと。だから今回も『原発不明がん』と。こんながんがあるんだっていうところも、非常にこの、森永さん親子の発表によって我々勉強出来たところでもあるんですよねえ」

森永「まあ、がんの患者を抱える家族の皆さんってみんなそうだと思うんですけど、色々調べるじゃないですか、自分でも。だからこの1年ちょっとで僕もがんについてはすごい調べたんで、大分詳しくなりましたね。いいことなのかは分からないですけど」

寺島「そりゃいいことだと思います。で、卓郎さんはタバコをやめない……『タバコをやめろよ!』とか思いながら、我々も家族になったような感覚があってね」

森永「やっぱり、色々見てて思うんですけど、僕も最初はタバコを吸わないで欲しいと思った瞬間もありましたけど、我慢してアレしたかったなって思って死ぬよりは、『好きなことやって、その結果早く死んじゃっても別にいいんじゃない?』って気持ちに僕もなってたし、母親もなってたんで、最後の方は別に『好きにしたら?』って感じでしたけどね」

寺島「今お話ししたように、ラジオを聴いてる方も、森永卓郎さんやご家族を一人のお父さんというか、先輩というか後輩というか、自分のファミリーみたいな風に捉えてましたね」

森永「特に親父はラジオが好きだったんで、結構リスナーさんとの関係みたいなのはすごい気にしてましたよね。だからこそ体調が悪くても、全部しゃべるみたいなスタンスだったんで、それは今日僕も引き継がなきゃなって」

寺島「その間にがん闘病記を書いて、その前には『書いてはいけない』や『ザイム真理教』、こういったものもお書きになって、精力的に……」

森永「ちょうど全部書き終わったんですよ。ある意味それが、死期を早めた気もするんですけどね、やり終わったっていう……」

寺島「そういうことなんですかねえ。謹んで、哀悼の意を表します」

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