2025年のKAATキッズ・プログラムはSPACと協働して企画 『わたしたちをつなぐたび』『鏡の中の鏡』の詳細が解禁
2025年7月21日(月・祝)~7月27日(日)KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて、KAATキッズ・プログラム2025『わたしたちをつなぐたび』、7月26日(土)・27日(日)KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて、KAATキッズ・プログラム2025『鏡の中の鏡』が上演されることが決定した。
KAAT神奈川芸術劇場では、2011年の開館以来、現代の舞台芸術シーンを先導するアーティストとの新作創作や、良質な海外作品の招聘など、こどももおとなも楽しめるキッズ・プログラムを上演している。
KAATのメインシーズン前となる今年度のキッズ・プログラムは、SPAC-静岡県舞台芸術センターと協働して企画する新たな試みを行う。シーズンタイトルである「虹~RAINBOW~」のように、舞台作品の創造・発信の架け橋となるべく、公共劇場同士が連携し、クリエイティビティの高い舞台芸術作品の流通構造の構築を目指す第一歩として、両館がそれぞれキッズ作品を創作し、それぞれの会場で同日上演する。
KAAT作品は、Kate Greenaway Medal 2021 ロングリストに選出された、イリーナ・ブリヌル作の絵本『わたしたちをつなぐたび』の舞台化。第43回(2024年度)向田邦子賞にも選出された、うさぎストライプ主宰の劇作家・演出家、大池容子が上演台本と演出を担当し、小林顕作の音楽とともに、ファンタジックで優しい原作の世界観の中に垣間見える、社会への問いかけと、深い人とのつながりを、表情豊かに描き出す。出演者は藤戸野絵、少路勇介、下司尚実、山田茉琳、岩永丞威。
また劇団としても活動するSPACが挑むのは、ミヒャエル・エンデの『鏡のなかの鏡-迷宮-』 。SPACの俳優として数々の舞台に立ち、演出家としても活躍する寺内亜矢子が、世界の大舞台を経験した俳優たちとともに、しなやかな身体と音楽性豊かなセリフ術を活かし、現実と幻想のはざまを旅するような演劇体験をおくる。出演者は大高浩一、舘野百代、榊原有美、杉山賢。
週末には、同日に異なる2作品を連続して観劇することができる。多彩な感情あふれる2作品を、子どもと一緒に楽しもう。