Yahoo! JAPAN

【鎌倉 イベントレポ】うたたね〜夢のおはなし-可愛さにうたたねしたくなる、夢の中みたいな時間

湘南人

可愛いタイトルに惹かれて

鎌倉駅西口から徒歩1分にある葉っぱ小屋にきました。

葉っぱ小屋では、2025年6月14日(土)~29日(日)の期間に「うたたね〜夢のお話」という展示が行われていました。

「うたたね〜夢のお話」なんて可愛いタイトルなんでしょう。
名前を目にした瞬間から、もう心がふんわりほぐれるような気がして、この展示に訪れました。

会場に足を踏み入れると、まさにそこは“夢のお話”の世界。

小さなころ、うたたねしながら見た、ぼんやりとした空想のかけらをそっと集めたような、優しくて可愛いものたちに出会いました。

参加作家さんは、小園さやかさん、中澤楓さん、nidoさん、藤田商店さんの4組の作家さんたちです。

動物たちがそっと寄り添う藤井商店さんのアクセサリー

まず目を奪われたのは、藤井商店さんのアクセサリー。

Instagramで作品を拝見していたけれど、実物の愛らしさは格別でした。

動物モチーフのアクセサリーたちは、どれもただ「可愛い」だけではなく、どこかクスッと笑ってしまうような物語をまとっています。

中でも一番気になったのが「帽子のワニ(7,159円税込)」。

ちょこんと帽子をかぶった小さなワニが、まるで小さな紳士のようで、アクセサリーだけれど机に飾っておきたくなる愛らしさです。
藤井商店さんの動物たちは、身に着ける人を守る小さな相棒のようでもあり、ポケットに忍ばせてお守りにしたくなる存在感がありました。

色と形で物語を紡ぐ、中澤楓さんのテキスタイル

会場の奥でひときわ目を引いていたのは、テキスタイルデザイナー中澤楓さんの布たち。

中でも「うさぎ」と題された布は、思わず足を止めずにはいられない可愛さ。

ひとつの布にいろんな表情のうさぎたちが跳ね回り、こちらを見つめてくるような不思議な温もりを感じます。

鮮やかな色の中に、どこか素朴さがあるのは、やっぱり中澤さんの手描きの線のやわらかさのおかげかもしれません。
私は以前からチューリップのシリーズが大好きで、実はトートバッグを愛用中。

この日も「お揃いのうさぎ柄が欲しいな」と、心がそわそわしてしまいました。

夢の中のような、優しい空気

個性あふれる作家さんばかりですが、「うたたね〜夢のお話」というテーマの通り、この展示にはどの作品にも「うたた寝」ののんびりした雰囲気があり、統一感があります。

このメンバーは葉っぱ小屋の店長さんが選んだそうです。流石ですね。

作家さんたちが生み出したモチーフやテキスタイルは、どれも日常のどこかに連れて帰りたくなるものばかり。
それでいて、ほんの少しだけ現実を離れさせてくれる不思議な力を持っていると感じました。

小さな動物のブローチを胸につけたら、ちょっと嫌なことがあっても一緒に深呼吸してくれそう。
うさぎ柄のバッグを持って散歩に出たら、なんでもない道がどこか物語の中の道に変わりそう。
そんな夢をお守りみたいにまとわせてくれる展示でした。

素敵な展示でした。

「うたたね〜夢のお話」は、作品そのものだけでなく、その空間にいる時間ごと、柔らかくて愛おしい気持ちにしてくれる場所でした。
子どものころのうたたねの時間。
夢と現実の間をふわふわ漂っていたあの感覚を、大人になった今も、こうして思い出せるのがとても嬉しかったです。

また一つ、暮らしの中にそっと夢を忍ばせてくれるものを連れて帰りたい。
そんな気持ちで、帰宅しました。

2025年7月12日(土)~21日(月)までは「はまたけ雑貨日和」という辻堂に縁のある作家さんによる展示が行われるそうですよ。
毎回変わる楽しい展示をやっている葉っぱ小屋に行ってみてください!

うたたね〜夢のおはなし

開催日時

2025年6月14日(土)~29日(日)
詳しいOPEN日は、Instagramや開催日程表をご確認ください。

開催場所

葉っぱ小屋
〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町11−10 2F

参加費

無料

主催

葉っぱ小屋

【関連記事】

おすすめの記事