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開幕から好調のTUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)を支えるトレーナー、田村亜有さん、松本奈々さん、大隅公平さんに密着インタビュー! 【バスケ/Bリーグ】

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開幕から好調のTUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)を支えるトレーナー、田村亜有さん、松本奈々さん、大隅公平さんに密着インタビュー! 【バスケ/Bリーグ】

TUBCを支えるトレーナー対談。B3では異例の3人体制で臨む2024-25シーズン。

B3参戦3シーズン目を迎えた東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下TUBC)が、開幕から好調を維持している。第4節を終えた時点で5勝1敗。岩手ビッグブルズ、横浜エクセレンスに次いでリーグ3位。過去2シーズン、プレーオフに進みながら昇格を逃した悔しさをバネに、さらなる飛躍を予感させるに十分な戦いぶりだ。開幕3戦目の岩手戦では本拠地・有明アリーナに今シーズンのB3最多観客となる9385人を動員。
『ラブすぽ』ではそんなリーグ屈指の人気を誇るTUBCに密着取材を実施!今回はチームを土台から支えるヘッドトレーナーの田村亜有さん、トレーナーの松本奈々さん、大隅公平さんの3人に話を聞いた。【全2回の第1回】

――まずは3人の経歴を聞かせてください。

田村 TUBCには創設当初からいるので、今年で3シーズン目です。それまでは横浜EXで同じくトレーナーとして7年間在籍していました。

松本 私はTUBCにきて2年目。それまでは田村さんと同じく横浜EXにインターン時代も含めると4年間お世話になっていました。

大隅 僕は今年入ったばかりの1年目です。それまではアメリカの大学院で運動学を専攻していました。

――大隅さんはもともとトレーナー志望?

大隅 はい、バスケ経験者ではないのですがアメリカ時代にはよく見ていましたし、アリーナスポーツを間近で見て感動したのも志望動機のひとつです。特にTUBCは有明アリーナという大きなアリーナを本拠地としているので、携われて本当にありがたいなと思っています。

――田村さんはどういった経緯でトレーナーになられたんですか?

田村 学生時代にアイドルグループが好きで、ライブ映像などでアイドルを裏でサポートするメディカルスタッフのみなさんの働きぶりを見て「表舞台で活躍する人を支える仕事」にあこがれを抱くようになりました。高校時代にバスケをやっていたこともあって、この仕事を選びました。

――松本さんはどういった経緯で?

松本 小学生時代からバスケを続けていて、もともとはプレーヤー志望だったんです。ただ、身長が思うように伸びなかったり、自分の実力に限界を感じる部分もあって、それなら裏方でバスケに関われる仕事を目指そうと思ったのがキッカケです。選手時代に、トレーナーの方にテーピングを巻いてもらって動けるようになった経験もあるので、「こんな貢献の仕方もあるんだ」と感じられたことも大きかったです。

――田村さんと松本さんだけでなく、TUBCには横浜EX出身の選手やスタッフが多いと思うのですが、なにか理由があるのでしょうか。

田村 やはり宮田(諭)さんの存在が大きいと思います。TUBC立ち上げの際に横浜EXから移籍されて、私も声をかけてもらったんですけど、チームの立ち上げに一から携われるチャンスはなかなかないと思って、お世話になることを決めました。

――トレーナーを務める上で、必要な資格などはあるのですが?

田村 私と奈々ちゃんは柔道整復師を、公平はアスレティックトレーナーの資格を持っています。Bリーグの規定でもそういった資格の取得は定められていますし、やはり「人の体」のことをしっかりと知らないと就くことができない職業なので。

――選手の体を預かる立場ですもんね。

田村 そうですね。大事な選手の体なので、隅々までしっかりと把握して、知識を持っていないと務まらないと思います。

――TUBCさんに所属するトレーナーは、現在3名?

田村 常勤はここにいる3名ですが、インターンという形で携わってくれているスタッフが私たち以外に5名います。

――常勤3名+インターン5名はB3では多いほうですよね?

田村 かなり多いと思います。それこそ参戦1年目から宮田さんとは「トレーナーが3人いればサポートがやりやすい」という話はしていました。昨シーズンまでは常勤が2名だったんですけど、今シーズンから公平が入ってくれて3名体制が実現しました。

――待望の新人なワケですね!

大隅 ……期待に応えられるように頑張ります(笑)

田村 でも、本当に助かってるんです。トレーナーという仕事は、とにかく選手の体――怪我だけでなくプレーや普段の所作から何かしらの変化を感じるのも大切な仕事で、そのためには少しでも「目」が多いほうがいい。1人よりも2人、2人よりも3人と目が増えることで、気づけることも多くなってくるので。

――なるほど。1人では限界があるワケですね。

田村 奈々ちゃんも、昨シーズンまではスポットで入ってもらっていたのが今シーズンからフルコミットしてくれるようになって、公平も含めて私の目が行き届かないところや気付かない部分もサポートしてくれるので、本当にありがたいです。今シーズンは開幕をケガなく12人で迎えることができたんですけど、それも「3人体制」の効果が大きかったんじゃないかなと思っています。

――ありがとうございます!次回は「Bリーグのトレーナー」が具体的にどんな仕事をしているのか、を聞かせて頂きます!
【第2回へ続く】

写真・TUBC提供
文・花田雪

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