【激レア】北海道民が「道民ですら並ぶ」と断言するネオ北海道みやげが圧巻! これ買っときゃ確実にツウぶれる!!
ブランド総合研究所が毎年行っている『都道府県魅力度ランキング』の調査開始以降、16年連続で1位を維持しているのは北海道である。北海道には勝てないし、そもそも勝負を挑む気力もない。だって北海道、魅力がスゴすぎるんだもの。
ただひとつ、みんなが北海道を好きすぎることの弊害として挙げられるのが「北海道名物、北海道以外でも買える問題」だ。都内の百貨店ではいつもどこかしらで『北海道物産展』が開催されているし、『北海道どさんこプラザ』も年々規模を増すばかり。
なんなら先日、私は旅行先の中国で『白い恋人』だの『じゃがポックル』だのが普通に売られているのを見た。ならば俺たちは……実際に北海道へ行ったとき、一体何を買って帰ればいいんだッ!?!?
・完全なる初見
という想いを心の奥底に秘めつつ生きていた先週土曜、北海道から友達が遊びにきた。彼女は手土産を持ってきてくれた。魅力度16年連続1位を鼻にかけない義理堅い姿勢。さすがは雪国の女である。
友人がくれたのは『スノーサンド』なるお菓子。これはSNOWSというメーカーの看板商品で、2021年に誕生したかなり新しめの北海道みやげらしい。すごいぞ……見たことも聞いたこともねぇ!!!
“もらったみやげの値段を調べる” というあまりに卑しい行為を断腸の思いで遂行した結果、今回いただいた『スノーサンド 白と黒(空港パッケージ / 2種類 計8個入り)』は税込1539円。
「1個約385円か……」などと電卓をはじいている人間にみやげを買ったことを友人がどう感じるかは一旦無視するとして、このサイズ感、空気感、北海道感でこの値段なら相当アリ。というか、むしろ安いと思う。限定パッケージなどバージョン違いもあるようだ。
・友人によるところ……
そろそろ読者もお気づきの頃合いだと思うので、ここで結論をお伝えしておこう。
スノーサンド、死ぬほどウマい!!!
スノーサンドの全貌はたっぷりの生チョコレートをクッキーでサンドしたもの。これだけ聞くと超シンプルに聞こえるが、超シンプルながらバランス感が絶妙なのである。カリカリの堅焼きクッキーは歯ごたえがよく、タップリ詰まったチョコは意外にも甘さ控えめ。これまで食べた数々の北海道みやげの中で、個人的には一番のヒット商品。
友人いわく、このスノーサンドは北海道民も「さすがにウマい」と感じており、日常のオヤツとして買い求める人も多いのだという。現在のところ購入できるのは新千歳空港のみ。午前出発の便を利用する際は並べば買えるが、遅い時間だと基本的には売り切れているらしい。
歯型が付いた画像をお見せするのも失礼なので半分に割ろうとしたらバキバキになってしまった。なお意外なことに、これも一応「ラングドシャ」の一種であるようだ(特殊製法で作られているのだそう)。ラングドシャのイメージが覆る瞬間。
・重要なお知らせ
この感動をお伝えするため当サイトのお菓子有識者・御花畑記者にも意見を仰ぎたい。
御花畑「これはおいしい! 中のクリームが練乳とチョコの中間みたいで独特。クッキーの食感も個性的だね!
最近はいろんな地域がラングドシャを販売してて、正直、ラングドシャをもらっても感動がなくなってきてるんだよね。その点、これはラングドシャと一線を画してて新しい。おみやげでもらったらめっちゃ嬉しいな〜」
フフ…………お菓子有識者の御花畑記者をもってしても “これもラングドシャの一種” ということを見抜けなかったようである。それほどまでに既存の北海道みやげとはレベチなスノーサンド。これをチョイスしておけば「かなりの北海道ツウ」と周囲に一目置かれることうけあい!!!!!
……と熱弁したところで、ひとつ重大なお知らせがある。
それはこのスノーサンドが“冬季限定の商品”であるということ。
正確な販売期間は11月から4月まで。今期に関しては4月30日が最終販売予定日である(※ ANA FESTA 千歳ロビー店のみ)。つまり“今日からジャスト1週間以内に新千歳空港へ行く予定がある人およびその知人” 以外がスノーサンドを食べられるのは、約半年後ということ。
ここまで煽っといて何それ……? となる気持ちも分かるが、私だって今日知ったんだから仕方ない。入手難易度がさらに上昇したことで、スノーサンドの北海道みやげとしての価値は最高レベルに達したといえるだろう。
シーズンになれば全国の催事会場で販売されるケースもあるようなので、各自どうにかゲットされたし。ってことで北海道の友人、次は夏の北海道みやげ、待ってるよ〜!
参考リンク:SNOWS
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.