宇治駅前に開店!地元の老舗京料理店が立ち上げた鰻専門店でランチ「うなぎ 和佐」
宇治の老舗京料理店「辰巳屋」が立ち上げた鰻屋「うなぎ 和佐」で、ランチなり。2025年1月23日オープンのニューカマー。
地元の老舗京料理店が手掛けるうなぎ専門店
久々に宇治に電車で行くので、いつものパターンで、昼酒を呑める美味しいランチ処がイイよねえということになりまして、泥縄でお店を探し始める前日。と、最近JR宇治駅近くにある「宇治第一ホテル」の1Fに、宇治の老舗京料理店「辰巳屋」が立ち上げた鰻屋さんが出来た!との情報をGET。お店のHPを読みますと、三河産国産鰻を炭火焼で出すお店なので、それは間違いないだろう~!ということで、当日朝、開店1時間前に電話したらスパーンと予約が取れたのだ。こりゃ、ラッキー!と速攻で身支度し、京阪電車で一路宇治市へ。
お店はJR宇治駅が最寄り駅ですが、そちらから徒歩2分ほど。我々は京阪宇治駅からでざっと10分弱で到着。お店の名前は「うなぎ 和佐」、2025年1月23日オープンのニューカマー。
お店前に掲げてあるメニューを暫しチェックし、店内に。後程店内でもチェックしたらお酒以外は同じメニューで、京料理が前菜的についてくる「和佐の膳」、それに「鰻重」のみ。今のところ、肝焼きや白焼き等々、サイドメニューが存在しない潔さ100%!のメニュー編成でした。
かなり広い店内。メインダイニングには6名ぐらいのご家族連れが既に入られていて、そちらは全30席。後4人ぐらい入れる半個室が3つありまして、そちらに入れて頂くわけで。 相方とこれは高級そうな雰囲気だよねえと辺りを伺っていると、店員さんが注文を取りに来てくれて、ほぼ即断即決で2人とも「和佐の膳」(前菜でお酒が呑めるよね!という判断・・・汗)を注文。ワタシは特上¥7500、相方は上¥6500のご飯少な目でお願いするわけで。
当然、吞みますので、まずは瓶ビールを注文。日本酒の銘柄は何ですか?と確認すると、冷酒で呑まれるのなら今日は「城陽」がありますね!とのことでした。
で、「瓶ビール(中)」¥900をお願いすると、「和佐の膳」についてくる「うざく」が先行で出てくる心遣いが嬉しい。
甘味が淡くて、生姜を利かせた軽やかな味付けに、流石に京料理店!という感想。確かにこれは京料理らしいよねと納得。食べ終わったぐらいの良いタイミングで・・・
季節の前菜のプレゼンテーション。木箱に乗った青モミジが目にも鮮やかですな。左から茹そら豆、蛸の柔らか煮、鴨ロース胡桃味噌、竹の子鰹煮、新タマネギ煮(甘ズッパ系ジュレが掛かっている)という季節感溢れる五種盛りでした。メニュー写真に偽りなし! 特にこれはウマー!と思ったのは超柔らかい蛸。ビールは速攻で空いてしまったので・・・
日本酒も行っとく?と先ほど教えて頂いた「城陽」¥900を頂く。涼しげなガラスの酒器もお洒落。で、前菜をちびちび摘まみつつ、日本酒でホッコリ。鰻は注文を受けてから焼かれているようで、結局着席後30分少々お待ちしましたかね。その間、前菜で時間つなぎできるのがありがたいのだ。
で、相方の分と同時に「和佐の膳」の鰻重が登場したのが入店32分後。(前菜登場から20分後) では、開けますよ~!
こちらが「和佐の膳(特上)」¥7500なり。鰻重も同様で、ダシ巻とお吸い物(肝吸いではないです)が付いてくる仕組み。見事な照りですな。 醤油差しに入って、鰻用の追いダレも出てくる仕組みです。
アップ写真。鰻は1匹分。半分ほど重なっている状態で提供されます。やっぱり鰻重はこれぐらいの迫力が欲しいところ。
上をチョイスすると・・・これぐらいの鰻の量加減。小食の女性なら全然満足できるのではないかと思いますが、ワタシ的には特上一択! 鰻は表面に焦げを付けないように丁寧に仕上げるスタイルだとお見受けました。関西風の腹開き地焼き鰻ですが、皮はパリっと!と、ネッチリの中間ぐらいの焼き上がりで、脂は結構落とす焼き上げかな。身はイイ感じのふんわりさ加減で、これは京都では断然イケているお味だなあと大納得。
ふわんふわんでダシがしっかり効いた上質なダシ巻(概ね焼きたて)、それに香の物3種が付いてきます。香の物に奈良漬けがついているのですが、なんと土生姜の奈良漬けでした。かなりビックリ~。
吸い物は肝吸いではないのですが、シメジと三つ葉、湯葉が入った上品な味付けでキッチリ美味しいわけで。相方は「三つ葉がちゃんと結んである!」と喜んでいました。
で、鰻の際は出しているご飯断面写真を。タレは京都の標準レベルが良く分からないのですが結構醤油味(というか、たまりのようなビター感のある)が乗った塩分がそこそこ強いタレで、代わりに事前に掛けてある量はかなり控えめ。ワタシ的にはこれぐらいの量でちょうどよいぐらいでした。ご飯は粒の立った理想的な炊きあがりですが、量はかなり控えめ。大盛り無料ですので、お好きな方は是非。
京料理の前菜のおかげで少々いいお値段になるのですが、昼酒目当てな我々的には非常に嬉しいよねえ!とレジに向かおうとすると、店員さんから、「サービスで自家製のデザートをお付けしていますので、是非~!」と促され、出てきたのがこちら。苺アイスなのですが、多分重量比で50%以上が苺だと思われます。相方と、これは美味しいねえ!とニンマリでした。
以上で、我々的には最近行った鰻店で最も良いお値段のランチになったのですが、ま、昼酒目当てならかなり嬉しいメニューではないかと。(お酒が色々あると嬉しいですが、年配者の集まる店なので難しいかな)
鰻店とすると席数がかなり多いので、早めに動けば予約は入りやすそうですな。宇治に寄られた際に鰻と京料理がイイよね、と思いつかれたら是非。(ランチのみ営業ですのでご注意)
店舗情報
店名:うなぎ 和佐
住所:京都府宇治市宇治妙楽178-13 宇治第一ホテル 1F
営業時間:11:00~15:30
定休日:水曜
TEL:0774-25-8989
HP:https://www.unagi-wasa.com/