ハウス オブ ローゼの中間期決算は最終利益の赤字幅が拡大
自然派化粧品ブランドなどを手掛けるハウス オブ ローゼは11月5日、2025年3月期の中間期決算を発表した。売上高は57億800万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は6000万円の赤字(前年同期は2500万円の営業利益)、親会社株主に帰属する中間純利益は8100万円の赤字(同2700万円の赤字)だった。営業利益は赤字に転落し、最終利益は赤字幅が拡大している。
ハウス オブ ローゼは、「ハウス オブ ローゼ(HOUSE OF ROSE)」や「ビー プライム(Be Prime)」など4つの形態のショップを展開しており、直営店を181店舗展開している。主力である直営店商品販売事業は、Eコマースが前年同期から5%増と好調だったものの、スキンケア商品の売上減価率の上昇や店舗でのポイント共通化のための販促経費の計上などにより、売上高は44億5100万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は1億5200万円の赤字(前年同期は7400万円の赤字)となった。
個人オーナー店舗向け卸売の卸販売事業は、中国越境EC卸売が中国市場の低迷や競合商品との競争激化で厳しい状況が続いており、大幅なマイナスとなった。売上高は前年同期比14.4%減の6億4900万円、営業利益は同84.6%減の300万円だった。
フィットネスジムなどの直営店サービス事業は、「カーブス(CURVES)」の会員数が期初比で約580名の純増となり、売上高は前年同期比1.1%減の6億700万円、営業利益は同13.1%増の8800万円だった。
ハウス オブ ローゼの2025年3月期の業績予想は、売上高は122億円(前年比1.8%増)、営業利益は3億円(同18.3%減)、当期純利益は1億円(同18.0%減)としている。