朴璐美が企画・演出する、『体感型朗読劇 神楽坂怪奇譚 二〇二五「棲」』 豪華で刺激的なキャストスケジュールが解禁
2025年11月12日(水)~11月16日(日)新宿シアターモリエールにて上演される、『体感型朗読劇 神楽坂怪奇譚 二〇二五「棲」』のキャストスケジュールが解禁となった。
たった二人の俳優が紡ぐ、濃密な体感型朗読劇 神楽坂怪奇譚二〇二五「棲」。トップ声優と実力派俳優が、日替わりで“異界の語り部”として登場する。
赤い盆の上に、背中合わせに座る二人の俳優。
それは、まだ『天守物語』を生み出す以前、眼病を患い憔悴した泉鏡花と、神楽坂・赤城神社で出逢った一人の謎の女。
その組み合わせによって、同じ物語も異なる彩りを放つことになる。
声優・女優・演出・プロデュースと、活躍続ける朴璐美が、それぞれの組み合わせが持つ“化学反応”の魅力をひき出し、濃厚・濃密な劇空間を創り上げる。
この怪奇譚の幕を開けるのは、言葉の抑揚ひとつでその場の温度まで変えしまう表現者・櫻井孝宏と、清澄な声の奥に深い狂気を秘める早見沙織。緊張と余韻が交錯するその共演は、観る者を一瞬にして物語の深奥へと誘う。
続いて登場するのは、瑞々しい感性で注目を集める土屋神葉と、唯一無二の輝きを放ち続ける咲妃みゆ。繊細と情熱、静と動二人が呼応しあう瞬間、舞台に鮮烈な命が誕生し、観る者の心を震わせる。
そして夜公演では、柔軟かつ自在な感情表現で観客と心を共鳴させる下野紘と、圧倒的な存在感で舞台空間そのものを支配する湖月わたるが共演。深く濃密なドラマが静かに立ち上がる。
翌日に登壇するのは声優界を牽引する島﨑信長と梶裕貴。島﨑信長の泉鏡花と梶裕貴演じる女の息を呑むような掛け合いの応酬は、物語に深い重厚感を与える。
さらに、豊かな身体性と緻密な感情表現で注目を集める東啓介が2公演連続で出演。湖月わたる、咲妃みゆ、タイプの異なる2人との共演により、まったく違う物語が多彩な色彩を帯びて浮かび上がる。
14日には、鋭い感性で舞台空間を一変させる関智一が咲妃みゆの繊細で底知れぬ深みを持った瑞々しい表現と出会い、新たな物語へと没入させる。
さらに、宝塚の歴史をそれぞれの時代で彩ってきた湖月わたると咲妃みゆ。湖月わたるがこの回のみ泉鏡花を演じ、咲妃みゆと世代を超えた邂逅を果たす。
夜には、前日の女とは一変した孤独と影が重なる泉鏡花を演じる梶裕貴と、可憐な声質の奥に艶かしい情感を秘めた鬼頭明里が共演。舞台上に漂う影と光の間で、二人の存在が互いに響き合い、観る者を物語の深淵へと誘う。
そして千秋楽は、深みのある声で場の空気を一変させてしまう山路和弘と、宝塚歌劇団の伝説的トップスターとして、今もなお舞台の表現の地平を広げ続ける一路真輝。圧倒的な存在感と揺るぎない表現力を携えた二人が競演する。