【元祖支那そば 信吉屋】古町の人情横丁で愛された一杯を、愛した常連が受け継ぐ|新潟市中央区古町・がんそしなそば しんきちや
新潟市古町の人情横丁で40年にわたり、店主・土田洋生さんと妻の文江さんが二人三脚で守り続けてきた信吉屋。
今年4月、店先のシャッターに貼り出された「初代店主引退」の文字は、多くの常連客に衝撃を与えました。
しかし店の灯が消えることはなく、高校時代からこの味に魅了され、帰省のたびに必ず足を運んでいたひとりの常連客が二代目として名乗りを上げました!
洋生さんのもとで修業し、福島県猪苗代に2号店を構え営業していましたが、今年3月に洋生さんの腰痛を機に本店を継承し、6月には営業を再開させました。
「自分の生み出してきたものをなかなか人に譲れない夫が、この人になら任せてもいい、と言ったんです」と語る文江さんは、再開後も店頭に立ち、元気な笑顔でお客さんを迎えています。
信吉屋のラーメンといえば、トンコツと煮干し、カツオ節をベースにしたあっさり醤油スープ。かすかに魚介が香るその味わいは、どこか食べ手をほっとさせるものがあります。
長年通い続けるファンのためにも日々ラーメン作りに没頭する二代目。その味は洋生さんの隣で店をずっと支えてきた文江さんが「夫の作っていた味に違いない!」と断言するほど変わらぬ信吉屋の味なのです。
この情報は、月刊にいがた2025年10月号に掲載されたものです。
元祖支那そば 信吉屋(しんきちや)
住所
新潟市中央区東堀前通6-423-7 人情横丁内
電話番号
025-228-3436
営業時間
11:00〜麺がなくなり次第終了
休み
水・木曜(ほか不定休あり)
席数
5席
駐車場
なし
リンク
https://www.instagram.com/ramen_noodle_shinkichiya/?hl=ja