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子どもの闘病、夫との死別...困難を乗り越えた著者が50歳で気づいた「本当にやりたいこと」

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子どもの闘病、夫との死別...困難を乗り越えた著者が50歳で気づいた「本当にやりたいこと」



「いくつになっても、自分次第でワクワクする人生は再スタートできます」と話すのは「はっちゃん」さん。50代から会社員として働きながら大学に入学、その後最短で卒業し、早期退職をしてフリーランスへと大転身した経験を持つ女性です。その著書『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』(KADOKAWA)は、人生にやり残したことがあるすべての方に向けた1冊。人生のゴールデンタイムを迎えた今、心に置き去りにしてきた昔の夢や目標を、一つ残らずすべて実現させるための具体的なライフハックが詰まっています。人生100年時代、あなたの経験と時間を最大限に活かし、残りの人生を最高に楽しく、幸せなものに変えていきましょう。


※本記事ははっちゃん(著)による書籍『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』から一部抜粋・編集しました。


「行動」さえすれば必ず「結果」が得られるのです。


今では「行動の変態」と周りからも言われ、自覚もしている私ですが、40代までは真逆の人生を送ってきました。


25歳で結婚し、31歳で娘を出産したものの、慣れない育児に追い詰められ、ほぼ逃げるように仕事に復帰します。


ところが、生後8ヶ月で子どもが血液のガンだと分かります。治療のため長期入院することになり、付き添うために会社を退職、その後、娘は奇跡的に寛解し、育児に専念するため10年間専業主婦をしていました。


もちろん、娘の成長を見守る日々は何物にも代えがたく、幸せなひと時でした。


それでも「私の人生、これでいいんだろうか」という声が心のどこかから聞こえてはいました。でも知らぬふりをし、母として、妻として、嫁としての務めを果たすべく、自分を押し殺して生きてきました。


残念ながら、夫や義実家との関係は良好とはいえず、夫が精神疾患により退職したときに別居。当時48歳。高校生だった娘と二人暮らしに。その後、夫とは死別、シングルマザーになりました。


独り身になり、母の役割はあるにせよ娘はもう充分大きいので手がかかりません。妻や嫁の立場に縛られていた以前と比べ、自由な時間が増えた気がしました。


あんなに待ち望んでいた自由な日々。それなのに、「私、何をすればいいんだろう」と立ちすくむ自分に気づいてしまったのです。


そのとき、50歳。おそらくはじめて自分の人生と向き合いました。


「昔、何をやりたかったんだっけ?」
「どんな大人になりたいって思ってた?」


そうやって自問自答し続け、今までの人生で叶えられなかった「いつかの夢」を思い出し、私の「人生全回収」がスタートしました。


どんな人生を送っていても、自分次第で50代からワクワクする人生を送ることはできるのです。そしてやり残したことを全部取り戻すことも可能です。


自分の人生の主役は自分。自分の人生は誰のものでもないのです。


50代は人生を見つめ直す時期。人生100年時代です。ここからが自分の人生を生きる本番です。


幸いにも、50代には「経験」という武器があります。そして誰でも必ず「強み」があります。50代はそれらを活かし、輝かせられる絶好の機会なのです。


何歳からでも遅いということは絶対ありません。


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