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働く世代の女性がスローランを体験 神奈川県が運動プログラム実施

タウンニュース

大さん橋のデッキの上を走る参加者ら

神奈川県文化スポーツ観光局スポーツ課は1月18日・25日、働く世代の女性を対象とした「みなとみらいでLet'sスローラン!」を象の鼻パーク、山下公園を会場に実施した。

県では、2022年に県民の体力・スポーツに関する調査を実施しており、これによれば県内の成人の週1回以上のスポーツ実施率は、各年代とも女性が男性を下回っており、特に20代から40代の働く世代の女性が低いという。このため、同課ではこの年代の女性を対象とした運動プログラムを企画。これまで、商業施設と連携したウォーキングキャンペーンや、プロスポーツチームの試合日にスポーツ観戦の延長で気軽に参加できる運動プログラムなどを実施してきた。

パナソニック女子陸上競技部と連携

今回は、横浜市都筑区に拠点を置くパナソニックエンジェルス(パナソニック女子陸上競技部)と連携。ロンドン五輪女子長距離の日本代表選手吉川美香さん(パナソニックエンジェルスコーチ)を指導者に迎え、象の鼻パークや山下公園で、ウォーキングやスローランといった気軽にできる運動プログラムを企画したもの。

初日の18日は、20代から50代まで30人の女性が参加。室内で吉川さんからスライドなどを使い、走り方の基本などレクチャーを受けた後、象の鼻パークで準備運動を行い、大さん橋から山下公園内の約3Kmを走った。

参加者の30代女性は、「20代の頃、職場まで毎日往復約30分ほど歩いていて、その頃はとても(体力があり)元気だった。今も時々、仕事帰りにウォーキングして帰っているが、体力づくりのためにスローランを普段の運動に取り入れたいと応募した。走った後、末端の血行不良が改善した」と笑顔で話した。

講師役の吉川さんは、「現役を引退して1年半後に出産し、その後数年間はまとまって走ることができなかった。再び走り始めた当初は、風船も膨らませられないほど腹圧も落ち、頭の中の自分の身体のイメージと現実がうまく結びつかなかった。一度は走るのをやめようかとも思ったが、ペースを求めず話をしながらでも走ることのできるスローランで、ゆっくり初めてみようと考えて今に至る」と自らの体験を語った。現在では、走る時間は自分と向き合う大切な時間となっていると言い、参加者に1週間で3日間、1回30分を目標に運動を続けてみてほしいと呼びかけた。

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