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入鹿池ボートワカサギ釣りで本命85匹キャッチ【愛知】空アワセ釣法で連掛けに成功

TSURINEWS

入鹿池のボート釣行で仕留めたワカサギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

三寒四温というが、まだまだ骨身にしみる寒さが続く2月23日。愛知県犬山市の入鹿池にワカサギを求めて釣行した。ボート小屋前に群れが接岸し、魚影は濃厚。試行錯誤しながら数を伸ばすのがこの釣りの醍醐味だ。

入鹿池でワカサギ釣り

入鹿池ワカサギはベストシーズンを迎え、産卵のために群れがボート小屋の目の前まで接岸しており魚影は濃い。

魚群探知機で群れを探ると、例年通りボトム中心に回遊しているようだ。仕掛けは底を取りやすいよう丸型のものを使用した。

穏やかだが、気温は氷点下でラインが凍る。時折、穂先を水中に沈めてガイドの氷を溶かしながら釣りを続けた。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

ボート小屋前に群れ集結

まずはボート小屋の前でアンカーを落として船を固定する。ポイントの水深は12mあるが、群れのレンジはボトムから3mの範囲だ。群れが大きく密集しているので魚群探知機は常に反応している。

前回の釣行では7cm程度のワカサギがメインで釣れたのでハリは0.8号を選択。紅サシはフッキング確率を上げるために三分の一にカットして使用した。

まずは湖底に仕掛けを落として反応を探る。誘いは紅サシの体液を水中に拡散できるよう上下に15cmほど振ってからアタリを見極める。ただ、この日の活性はかなり低く待っていてもアタリが穂先に出ない。空アワセを合わせた誘いを繰り返すとようやくヒットした。

釣れたのは9cmのワカサギ。2月上旬と比較すると少し大きくなっている。ただ、魚探で群れが船の下を回遊していることは間違いないが、なかなか口を使わない。渋い展開になると予想し、小まめなエサ交換と誘いを徹底して午前中で60匹まで釣果を伸ばした。

常に誘って友人もワカサギキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

群れを探してポイントを転々

その後、昼休憩の際にアカムシを購入。取水塔の前に移動して見ると、さらに群れの規模が大きい。これは期待ができると1時間粘ったが釣果は3匹。エサの種類や誘いのパターン、レンジなど試行錯誤するが反応はない。

食い気のある群れを探してポイントを転々としたが、最終的にボート小屋前の群れの活性が一番高かったので、そこで追加を狙った。

桟橋前は大人気(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

渋い状況でダブルを達成

この日は常時誘いを繰り返し、空アワセでどれだけフッキングを成功させるかが釣果を伸ばす秘けつとなった。

ただ、空アワセの振り幅は30cmにとどめる。これは捕食スイッチの入ったワカサギがエサを執拗に追いかけるためだ。

1m振り上げると諦めてアタリが止まってしまう。そこで、小さくアワセを入れてハリに掛かるまで執拗に誘いを入れる。

すると穂先が大きくしなったので、テンションが緩まないよう一気に巻き上げた。釣れたのはワカサギ2匹の連掛け。渋い状況だがなんとかダブルを達成して笑みがこぼれた。

渋いなかダブルも(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

最終釣果

後半はポイント選びに苦労したため釣果が伸びなかったが、誘いのパターンを絞り込むことができたので次回も試したい。

手を変え、品を変え。今回はシーズン最盛期を迎えた入鹿池のワカサギを求めて釣行した。結果、85匹と惜しくも束に届かなかった。

一方、ワカサギの群れはボート小屋の目の前まで接岸しており、ボトム中心に魚影は濃い。活性はその日によって異なるので、誘いのパターンが重要だ。

ターゲットを釣り上げるために試行錯誤を繰り返すのも楽しみの一つ。上級者ともなると一日で100匹以上釣り上げるので、皆さんも創意工夫を凝らして入鹿池でワカサギの数釣りを楽しんでみてはどうだろう。

当日の最終釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年3月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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