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ジェームズ・ガンによるDCドラマ「ピースメイカー」シーズン2の予告編映像が初公開となった。DCユニバース変革期のはざまに登場する新シリーズとして、興味深い展開が示唆されている。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』（2021）に登場したジョン・シナによるピースメイカーを描くシリーズ。平和のためなら殺しも厭わない矛盾を抱えるサイコ・ヒーローの戦いと葛藤を描く。

シーズン2も引き続きジェームズ・ガンが製作を率いるが、前シーズンの後にDCユニバースの刷新が決定。ガン自身が新設DCスタジオの代表を務めつつ、「ピースメイカー」や映画『スーパーマン』も製作するという展開となった。

旧DCユニバースの物語は事実上の打ち切り。ごく数名のキャラクターのみ新ユニバースへと引き継がれることとなっており、ピースメイカーはそのうちの貴重な一人。いわゆる別ユニバースに移行すると見られ、ドラマの物語やキャラクターがいかに活かされるのかが注目されていた。

それを踏まえて新映像を再生すると、冒頭から謎を呼ぶ場面が登場する。ピースメイカーは怪しいアジトで3人の人物からの面談を受けているのだが、その人物というのが新『スーパーマン』に登場するホークガール（イザベラ・メルセード）、マクスウェル・ロード（ショーン・ガン）、ガイ・ガードナー／グリーン・ランタン（ネイサン・フィリオン）なのである。ピースメイカーは自身のスキルをアピールするが、マクスウェルはマイクのオン/オフ操作を誤り、「ダメだなこいつ」などの悪態ぶりがピースメイカーに丸聞こえになっている。

レオタ・アデバヨ（ダニエル・ブルックス）やジョン・エコノモス（スティーヴ・エイジー）、エイドリアン・チェイス ／ビジランテ（フレディ・ストローマ）やエミリア・ハーコート（ジェニファー・ホランド）といったお馴染みの面々に加え、新キャラクターとしてリック・フラッグSr.（フランク・グリロ）が登場。リック・フラッグの父親で、息子を殺したピースメイカーに恨みを抱いているという設定だ。すでにアニメ「クリーチャー・コマンドーズ」にも登場している。

さらに、ジェームズ・ガン作品の常連であるマイケル・ルーカーも登場。先行して謎のキャラクターの演者がルーカーであることが判明した形。

相変わらずの痛快アクションが炸裂しそうだが、大注目すべきは映像の最後。ピースメイカーが謎の扉を開くと、その向こうには物理法則を無視して別の部屋が広がっている。驚きながら見渡していると、「誰だテメェ」と後ろから銃を突きつけてきたのは……もう一人のピースメイカー？ハトのシンボルマークが逆さまになっているなど、ヘルメットやコスチュームのデザインが微妙に異なっているが、これは一体……？

DC新時代へと繋ぐ重要作となりそうなドラマ「ピースメイカー」シーズン2は、2025年8月21日に米Maxにて配信予定。