人命救助に貢献した会社員2人へ感謝状 金沢区で線路内に立ち入る男性を発見
金沢警察署(佐藤良一署長)は3月4日、人命救助に貢献した東京ガスライフバル金沢能見台店=金沢区片吹=の角井信文さんと水口直之さんへ感謝状を贈った。
水口さんは2月16日、仕事で外出しようとすると同店近くの京急線の線路内で高齢の男性を発見。スエット姿に異変を感じてフェンス越しに声を掛けた後、上司の角井さんに連絡した。連絡を受けて現場へ駆けつけた角井さんは、線路内を歩き回ろうとする男性の様子を見て110番通報。その後、警察が到着するまでの間、線路から離れるように男性に話しかけ続けて事故の防止につなげた。男性は警察と消防によって救助・保護され、捜索していた家族へ引き渡されたという。水口さんは「車に乗り込もうとしたら、線路にヘルメットをしていない人が見えた。服装もスエットのようで気になって上司に連絡した」と当時の様子を振り返る。
感謝状を手渡した佐藤署長は「日頃から不審者の情報をお寄せいただくなど、まちのことを見ていただいて心強い」とコメント。角井さんは「男性がご家族に引き渡されたと聞いてほっとした」と話した。