規模は“史上最大級”手塚治虫『ブラック・ジャック』原画展 (福岡市博多区)【イベント】
福岡アジア美術館で開催中の手塚治虫『ブラック・ジャック』原画展に井上桃子リポーターが潜入。太田光昭さんの解説を交えながら、作品の魅力と展示の見どころを紹介しました。
1973年に連載が始まった本格医療漫画『ブラック・ジャック』は、無免許で法外な治療費を請求するダークヒーロー的ビジュアルが衝撃的です。
幼少期に再放送を見ていたという井上リポーターは、「今日はどんな作品が並んでいるか楽しみです」と期待をにじませました。
太田さんは「本展はブラック・ジャック史上最大規模の展覧会です」と胸を張ります。会場には手塚治虫先生の直筆原稿をはじめ、週刊少年チャンピオン初掲載時のバックナンバーや1970年代の単行本など、500点を超える貴重資料が壁一面にずらりと並んでいました。井上リポーターも「隙間がないくらい!これはすごいですね」と驚嘆の声を上げていました。
会場では手塚治虫先生の医師免許証(複製)と、医学生時代に使ったという医学ノートを展示。緻密に描かれた解剖図やメモに触れて、井上リポーターは「リアリティーがすさまじい」と感嘆します。太田さんも「医師免許を持っていたからこそ描けた本格医療漫画」と解説します。
数あるエピソードの中でも「イリオモテヤマネコ回」は命の優先順位と倫理観を問いかける名作です。大けがを負った希少動物と人間、どちらを先に手当てするのか――。井上リポーターは「動物まで手術するとは……命の尊さを改めて感じますね」と語り、ブラック・ジャックの普遍的なテーマ性を体感しました。
展示会場の最後にはオリジナルグッズコーナーが広がり、井上リポーターも「かわいい!」と歓声を上げたのがピノコちゃんデザインの限定トイレットペーパーです。単行本全巻セットや缶バッジなどここでしか手に入らないアイテムがずらり。
会期は6月22日(日)まで。公式アプリをダウンロードすると当日券が割引になります。
『手塚治虫 ブラック・ジャック展』
住所:福岡県福岡市博多区下川端町3-1 福岡アジア美術館
電話:西日本新聞イベントサービス 092-711-5491
営業時間:9:30~18:00(金・土曜は20:00まで)※入場は閉館の1時間前まで
定休日:水曜日
※営業時間などは変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 2025年5月8日「地元応援live Wish+」の放送内容です。