成田山新勝寺で約500人が踊りを披露!「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」が5月10日に開催
千葉県成田市の成田山表参道と成田山新勝寺では、「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」が2025年5月10日(土)に行われる。歴史ある成田山表参道を約500人の踊り手が揃いの浴衣姿で踊り歩き、成田山新勝寺では一斉に踊る姿が楽しめる。
成田山平和大塔の建立を記念して始まった
成田山新勝寺の境内でひときわ目を引く「平和大塔」は、1984年4月に弘法大師1150年の御遠忌にあたって建立された高さ58mの大塔。その建立を記念して始められたのが「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」で、今回で41回目を迎える。世界平和と万民の幸福を祈って、毎年5月に心のこもった踊りが奉納される。
おまつりには旧成田町の7カ町(田町・東町・本町・仲町・上町・幸町・花崎町)の女人講をはじめ、市内35団体による約500人が踊り手として参加。「踊りの団体に限らず、商工会議所、JALやANAなどの航空会社、銀行、市役所など市内のさまざまな団体が参加します」と教えてくれたのは成田市観光協会の湯浅さん。踊り手たちはお揃いの浴衣を着て、頭には編み笠、襟元には「平和大塔まつり奉納総踊り」と書かれた手ぬぐいという出で立ちで踊りを披露する。
大本堂前では約500人が一斉に踊る!
当日は12時20分にスタート。踊り手たちが団体順に列になって、JR成田駅前を出発して成田山表参道を踊りながら練り歩き、成田山総門をくぐり抜け仁王門まで行く。風情ある成田山表参道が踊り手たちで埋め尽くされる様子は迫力満点だ。ちなみに踊りに使われる曲は、成田山開基1080年記念音頭の『心はればれ成田山』や軽快な『成田交通安全音頭』など、成田の唄4曲。それらが繰り返しで流れ、曲に合わせて優美に踊る姿が楽しめる。
14時50分からは成田山大本堂前にズラリと500人が並んで一斉に踊りを奉納する。その後15時20分からは成田山平和大塔に移動すると、再び列をなした踊り手たちが平和大塔の回廊をぐるりと一周回って戻ってくる。場所によって異なる見せ方で踊りを披露してくれるのもこのまつりの醍醐味だ。
「約500人という踊り手が一堂に集まって踊ります。こんなにたくさんの方々が踊っている姿はなかなか見られないのでは」と湯浅さん。成田山表参道のグルメも楽しみながら、迫力と優雅さを兼ね備えた総踊りを見学しよう。
開催概要
「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」
開催期間:2025年5月10日(土)※雨天の場合は5月11日(日)、11日(日)が雨天の場合は中止
開催時間:12:20~15:40頃
会場:成田山表参道と成田山新勝寺(千葉県成田市花崎町)
アクセス:JR成田線成田駅、京成電鉄京成本線京成成田駅から徒歩2~10分
【問い合わせ先】
成田市観光協会☎0476-22-2102
URL:https://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/daito-festival.html
取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。