平塚警察署 タクシー強殺 情報募る 事件から15年
平塚市横内でタクシー運転手が殺害され、売上金が奪われた強盗殺人事件から15年が経過した。平塚警察署(石井清一郎署長)による必死の捜査も実らず、今も有力な手掛かりは得られていない。事件が起きた日と同じ5月20日、同署が平塚駅北口で情報提供を呼び掛けた。
同署のほかに、平塚警察署協議会や神奈川県警親会、神奈中タクシー(株)の社員など計35人が参加し、チラシ500枚を駅利用者に配布。石井署長は、通行人一人ひとりに声をかけ、「少しでも情報があれば提供をお願いします」と訴えながらチラシを配っていた。
同事件は15年前の5月20日未明に発生。タクシー運転手の荒井庄次郎さん(当時62)の遺体が、横内の東海道新幹線高架脇に停車したタクシーのトランク内で発見された。首には刃物で切られた傷があり、運転席が燃やされ、売上金が無くなっていた。
平塚駅のタクシー乗り場には事件の情報提供を呼び掛ける看板が設置されているほか、同署では聞き込みや防犯カメラの映像をもとにした捜査などを続けている。