【冬将軍が居座り、雪と寒さ続く】北海道の週間天気予報 気象予報士のポイント解説/2024年12月16日更新
北海道のあす12月17日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
今後も冬将軍居座る
真ん中にやる気満々な感じの冬将軍がいます。
フーっと寒気を吹き込んでいます。
このため道内は大雪や寒さが続いています。
まず雪ですが、きのう15日夜に岩見沢と倶知安町で積雪が1メートルを超えました。
12月前半(12月15日まで)に1メートルを超えるのは、岩見沢では4年ぶり、俱知安町では19年ぶりでした。
そして16日朝は冷え込んで、胆振東部のむかわ町穂別では−20.5度まで下がり、道内でこの冬初めて−20度を下回りました。
札幌も今シーズン一番の寒さでした。
今後も冬将軍が居座り、雪と寒さが続きますよ。
いうことは、あす17日朝も場所によって雪かきが必要です。
17日午前6時までの12時間に降る雪の量は、大雪になっている岩見沢や倶知安など日本海側の内陸の多いところでさらに20センチです。
12月17日の北海道の天気と気温
16日午後5時10分ごろの岩見沢の様子です。雪が積もっていますね。
バスの運休や学校の休校など生活にも影響が出ています。
16日の日中は雪がやみましたが、夜から再び強まります。17日も最新の交通情報をご確認ください。
17日の天気と気温です。
日本海側を中心に雪が続きます。気温は平年より低く、広く真冬日です。朝は札幌−6度や旭川−10度など、この冬一番の冷え込みになるでしょう。
17日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌の雪は弱いですが、小樽や倶知安は17日の日中も軽い雪かきが必要です。江差は雪が降ってもどんどん積もることはないでしょう。
道北・空知です。
稚内や名寄、羽幌、留萌、岩見沢を中心に雪の強まる時間があります。気温が低いと少しの風でも地吹雪が起こるので、車の運転は注意して下さい。
道東・オホーツク海側です。
広く晴れて、空気の乾燥が続きます。枝幸は雪が降りますが、降り方は弱いでしょう。晴れる分、最低気温は−10度前後と冷え込みが強まります。
17日からの北海道の週間天気予報
続いて、釧路の様子です。幣舞橋の歩道は白く、車道は凍ってるおそれがありますね。
17日も路面凍結に注意が必要です。
では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日本海側は雪の日が多く、札幌では水曜から木曜、道北や岩見沢方面は17日と金曜を中心に降り方が強まります。札幌でも水曜の朝は−8度の予想で、水道凍結にも注意が必要です。
つづいて、太平洋側です。
晴れ間が出て、函館でも雪かきがお休みできそうです。千歳では水曜と木曜は少し雪かきが必要でしょう。土日は各地で雪が降ります。寒さが続くため火の取り扱いに注意して下さい。
17日の札幌の朝昼晩の天気
17日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
晴れ間も出ますが、17日もマイナスの気温で、滑りやすそうな路面状況も続きます。
特に横断歩道の白線や地下鉄の出入り口など、十分気を付けて下さい。
雪はちらつく程度で、割合穏やかですが、真冬の防寒対策が必要です。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※16日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU