クリスマスケーキ154台つくりました、四日市のユマニテク調理製菓専門学校で販売日
三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校で12月19日、クリスマスケーキの販売があり、学生たちが手分けしてケーキづくりや接客をした。事前予約のみの販売だが、想定していたより1.5倍ほどの予約があったそうで、この日1日につくったホールケーキの数は154台になったという。
製菓製パン総合学科の2年生20人余がケーキづくりと、専用の学生パティスリー「パティスリーラボ・ウフ」の店での販売を分担してやり切った。メインの生クリームやショコラのケーキ、そのほかにチーズやイチゴ、ガトーショコラ、プロフィットロールなど4種のケーキをつくった。
来春の卒業後は、それぞれがホテルや有名菓子店などで腕をふるう学生たち。製菓にとって、最も忙しいのがクリスマスシーズンで、その大変な作業を乗り切ることを覚えてもらおうと、この季節にクリスマスケーキを予約販売している。街のケーキ屋さんの仕事のお邪魔にならないよう、クリスマスケーキ販売のピークより少し早めの日を選んでいるという。
柳生ももかさん(20)はメインのクリスマスケーキの飾りつけなどを25台ほどし、「ノエル・ド・チーズ」「ノエル・ド・フレーズ」もつくった。午後の接客ではお客様を迎える担当をした。伊藤菜々美さん(20)もメインのケーキの飾りつけのほか、前日にはプロフィットロールの仕込みを担当したという。
ケーキづくりは、忙しいけれど、みんなで集中してやり切るところが「楽しい」という。接客の時に、ケーキを手に、幸せそうな笑顔で帰っていく姿を見ると、「つくってよかった」と思えるという。二人にとっても幸せな一日だったようだ。
できたてのケーキをお客様に手渡す学生たち