天丼は"タレ抜き"が基本!?意外と知らない 天丼てんやの楽しみ方!
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
実は番組で意外と取り上げていなかった「天丼 てんや」。
蓮見家も、自転車で5分くらいのところに「てんや」があり、夕飯を作るのが面倒な時や、短時間でサクッと昼食を取りたいときには「てんや」を利用しているそう。
そんな「天丼 てんや」ですが、裏技や裏メニューが存在するんです。裏技、裏メニューというと、コーヒーの「スタバ」や「サブウェイ」、「ラーメン二郎」などを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、今回は、「てんや」の裏技や裏メニューをご紹介!
「天丼 てんや」は、ファミレスの「ロイヤルホスト」などを運営するロイヤルフード株式会社の“ブランド”の1つ。(シズラー、シェーキーズなども)そんな「天丼てんや」のスタートは、1989年。(1号店は東京駅八重洲地下街)当時 「天丼」といえば、職人さんが1つ1つ丁寧に揚げて作る時代で1,000円、2,000円は当たり前。その天丼を、当時500円以内で食べられるということで、会社員たちが列をなしたそう。「天丼てんや」はHPによると、現在国内でおよそ150店舗。海外にも30店舗ほどある。
「てんや」の看板メニューが「元祖 オールスター天丼」。
「いんげん」や「れんこん」「まいたけ」「ほたて」「いか」そして「海老」の天ぷらが乗っている。これで税込750円。「天丼 てんや」について調べていると、裏技や裏メニューがいろんなところで取り上げられていた。その中で、一番気になったのがこちら!
天丼は「タレ抜き」が基本!
天丼で「タレ抜き」なんて考えられない、という人も多いのではないでしょうか。ただ、この「タレ抜き」をすることで、4つの味変ができるんです。というのも、店内で食べる時、座席には「天丼用のタレ」や「藻塩」など「いろんな調味料」があり、これを最大限に活用することが、「てんや」を楽しむ秘訣。
ということで、いまからこの4つの味変をスタジオで試してみました!スタジオには、「てんや」の座席で用意されてあるものを用意しました。「藻塩」「七味」お店で販売されている「てんやのたれ」。
それでは、注文方法。
お好みの「天丼」を注文。その際、スタッフさんに「タレ抜きで、トッピングで大根おろし」と伝える。すると天丼とともに小皿に盛られた「大根おろし」と「しょうゆ」が到着し準備完了。
味変1=まずは「藻塩」で楽しみます。
※写真の藻塩は「天丼てんや」の藻塩ではありません
味変2=大根おろしに醤油を垂らし、それにつけて食べる。
※大根おろしと醤油は番組で用意したものです
味変3=ここから「天丼用のタレ」を回しかけて食べる。
※「てんやのたれ」は「天丼てんや」で購入できます
ここまで3種類の楽しみ方ですが、最後は、
味変4=お茶を加えて「天茶」にする方法。
※店舗によってはほうじ茶を提供していないお店もございますのであしからず
「温かいほうじ茶」をどんぶりに注ぎます。ほうじ茶を提供していないお店もあるみたいなので、お茶が何かを確認するとベスト!味が薄ければ、天丼のたれ、七味で調整。
蓮見さんも実際、この方法を先日試してきました。
仕事帰りに「てんや」へ。時刻は19時、店内は席が埋まっていて盛況でした。カウンターに通されると、目の前には注文用のタッチパネルが。「タレなしで!」とオーダーしたかったのですが、注文パネルにも「タレなし」の表示が。ちなみにタレの量は、多め、少なめ目、なしの三つから選べます。
この時点で大根おろしの単品オーダーはもうおしまいとのこと。
せっかくなのでサイドメニューから半熟卵を追加。値段は870円。元祖オールスター天丼を注文。えび、いんげんを塩で。次にタレをかけて、レンコンとホタテを堪能。そこに半熟卵をかけて、まいたけとイカ半分を食べました。最後にお茶をかけてお茶漬けで締めました。
いつもは、サクッとたべて、15分かからずお店を後にするのが日常でしたが、今回、天ぷらを塩とタレと半熟卵+七味かけて、最後にお茶漬けで4回の味変を楽しんだ。最初に塩からいくのがポイントかも。しょっぱさの後に、甘いタレをかけて食べると、その甘さがよく分かる。もちろん最後まで塩で食べきってもオッケー。複数の味を楽しめる贅沢感。タレはあとからかけられるので、まずはタレなしで注文するのがオススメ。
ちなみに、ほかにも「てんや」の裏技が。
それが、条件付きで「好きな天ぷらに無料で変更可能」
例えば今回の「元祖オールスター天丼」に入っていた「ほたて」が苦手だった場合、「ほたて」は130円なので、てんやにある、130円以下の天ぷらに変更ができる。例えば、魚の「きす」や、「いか」は同じ130円なので、変更可能。そのほか90円の「なす」「れんこん」「さつまいも」などもOK。一方で、130円より高い230円の「海老」や、220円の「とり天」には変更できない。ただ、追加料金を払えばもちろん追加できます!
ぜひ、味変、裏技、楽しんでみてください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)