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聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり 国交省から表彰 河川空間の活用が評価

タウンニュース

キッチンカースペースなどが整備された河川敷

多摩川河川敷で川のある豊かな日常を演出しようと、聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり協議会、一般社団法人聖蹟桜ヶ丘エリアマネジメント、多摩市を中心に推進している「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」の取り組みがこのほど、2024年度の「かわまち大賞」を受賞した。都内では2例目、多摩地域及び、多摩川流域では初の受賞となった。

かわまち大賞は、河川空間の活用において他の模範となる先進的な取り組みを国土交通大臣が表彰する制度。2018年度に創設された賞で、これまで12カ所を選定している。今年度は聖蹟桜ヶ丘を含め、北海道や静岡県と3カ所が選ばれた。

愛称「せいせきカワマチ」で親しまれている多摩川河川敷は関戸1丁目の芝生広場やキッチンカー停車場が整備されている。これまで市や地域の企業、商店街などが協力し、「川のある豊かな日常」を実感できるまちをめざして、さまざまな社会実験やイベントを実施。川を起点ににぎわい、持続可能なかわまちづくりをめざしてきた。

評価のポイントとしては、市が「せいせきカワマチ」を整備した上で、商店会と民間事業者からなるエリアマネジメント団体が運用管理を担い、地域の関係者や団体と意見交換を重ねて河川空間の利活用ルールを充実させている点。河川敷だけではなく、川を起点にまち全体ににぎわいを創出していることも評価の理由となった。

表彰式が2月6日、国土交通省国土交通大臣室で行われた。阿部裕行市長や聖蹟桜ヶ丘エリアマネジメント代表理事の三橋誠さんら関係者が出席し、表彰状と楯を受け取った。三橋さんは「国の支援のもと、行政と地域が同じ目線で議論を重ね、河川空間の整備と地域主体の取り組みが進捗し、新たなにぎわいが生まれている。今後も地域の皆さまとともに川のある豊かな日常づくりを進めていく」とコメント。阿部市長は「受賞は市だけではなく関係者の皆さまのおかげ。今後も河川敷空間のさらなるにぎわい創出のため努力していく」と感謝の気持ちを表した。

表彰式に参加した聖蹟桜ヶ丘かわまちづくりや国交省の関係者ら=市提供

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