潮見橋が2年連続無火災 28年6カ月ぶりの表彰
潮見橋地区連合会(松永忠男会長)が2年間の連続無火災を達成したとして5月19日、渋谷治雄区長から表彰を受けた。
横浜市の連続無火災表彰は世帯数ごとに達成期間の基準が設定されており、2969世帯(4月現在)の潮見橋地区は5千世帯未満に該当。2年間の達成で、区長が務める「市民防災の日」推進委員長表彰、その後は1年間の継続ごとに消防局長、市長表彰と続いていく。
同地区は2023年4月28日から25年4月27日までの2年間地域内の無火災を達成し、1996年以来28年6カ月ぶりの表彰となった。鶴見消防署によると今年に入ってから19日現在で区内の火災は27件発生していて、昨年同期に比べ13件増加している。同署担当者は「区内で火災が増えている中で、今回の達成は地域住民の高い防災意識の賜物」と語った。
同地区では7つの町会ごとに巡回を行っているほか、情報共有なども盛ん。また、今は6月の潮田神社の例大祭も控え、いっそう住民の意識が高まっているという。
松永会長は「私たち役員が何かをしたというより、日頃から皆さんの意識が高いおかげで無火災を達成できた。私たちから皆さんに表彰状を渡したいくらいです」と笑顔で語った。