【八千代市】もったいないから生まれた万能調味料 梨園の嫁をうならせた「焼き肉のたれ」
規格外の梨を救いたい…。八千代市の梨農家の嫁たちが思いを込めて作り上げた「焼き肉のたれ」。梨特有の食感と、とろみ感がお肉のうまみを引き出します。
なじみのレシピで規格外梨を商品に
大正時代から100年以上続く八千代市の梨は「やちよ梨」として親しまれ、収穫の時期になると県内外から多くの人が訪れるほどの人気ぶり。
多い日には、1日100〜200kgもの廃棄量を、食品ロス削減につなげたいと立ち上がったのが梨農家を支える女性陣です。
加工品に向かないとされる梨ですが、八千代市農業協同組合と(株)風土食房の協力の下、梨農家に代々伝わるオリジナルの焼き肉のたれレシピをベースに、商品化プロジェクトを開始。
なじみの味を再現するために何度も試作を重ね、嫁たち考案のラベルとネーミングを合わせて『梨園の嫁をうならせた「焼き肉のたれ」』が完成しました。
昨年10月には市内2カ所で販売を開始し、今年3月には完売するほどの反響を呼びます。
漬けだれやもみだれ、隠し味にも◎
6月下旬より再販売を開始した焼き肉のたれは、糖度が高く、みずみずしい爽やかなやちよ梨の果肉がたっぷりと詰まったぜいたくな味わいが特徴です。
「漬けだれ以外にも、お肉の下味として使うことでお肉が柔らかくなりますし、サラダのドレッシングに少量加えるとコクが出て奥深い味になります。ご当地調味料としてお土産にもおすすめですよ」と開発に関わった、周郷綾さん、山田美奈絵さん、宮﨑法子さん、宮﨑綾さん。
ふたを開けると食欲をそそる良い香り! また一味違った「やちよ梨」を、さぁ召し上がれ!
(取材・執筆/しゃん)
最新情報はJA八千代市「アンシャンテ倶楽部」インスタにて確認を
Instagram /@enchante_club