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日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ～」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
　
ゲストは、作家でエッセイストの平松洋子さんが番組初登場。

日頃からお酒を飲まれる平松さん。
“酒の肴に1つだけ食材を選ばせてやる”と言われたら、「油揚げが良い」と答えるくらいには、油揚げが大好きなんだそう。味が好きなのはもちろん、煮ても焼いても焙ってもよし、変幻自在で便利な食材です。さらに、物価高の中でも100円くらいで５枚入りが購入できるなど、家計にも嬉しい存在ですよね。

ただ、油揚げを使うとなると、いつも似たようなレシピになってしまう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、作り方は超シンプルなのに、油揚げの新たな一面を発見できるようなレシピをご紹介していただきましたので、ぜひ、参考にしてみてください。

これを作っておけばOK！油揚げの短冊煮

材料
油揚げ　3枚
だし 1と1/2カップ
しょうゆ　大さじ1
みりん　大さじ1/2
酒 　大さじ1/2

作り方
油揚げを1センチ幅の短冊状に切ります。
小鍋に、だし、しょうゆ、みりん、酒を入れて軽く煮立てたら、油揚げを入れます。
フタをして15分ほど煮たら、時々、菜箸で全体を押して均しならしながら、油揚げに煮汁をまんべんなくなじませて完成！そのままつまんでも良し、ほかの料理に活用するのも良し！
冷まして冷蔵庫に入れておけば23日は保存可能。これさえあれば、色々なものに活用できちゃいます。
例えば…
もみ海苔をかけて小鉢ものにする／そのまま麺に乗せる／細かく刻んで納豆に和える／出汁と玉ねぎの薄切り、短冊煮を煮込んで卵でとじる…など。

10分でできる！簡単油揚げカレー

材料（2人分）
油揚げ 2枚
玉ねぎ 　1/2個
プチトマト　から5個
カレー粉 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
みりん 　小さじ1
だし（または、水）2/3カップ
サラダ油 適量 塩、こしょう適宜

作り方
玉ねぎは薄切り、油揚げは1センチ幅に切ります。
鍋にサラダ油を入れて、玉ねぎとプチトマトを入れて炒めます。プチトマトは、炒めながら潰してください。
さらに、カレー粉を入れて全体をなじませながら炒めたら、油揚げを入れます。
しょうゆ、みりん、だし（または、水）を入れて5分ほど煮たら、塩とコショウで味を整えて完成です！
作るときのポイント
コクをプラスしたい時には、プチトマトの数を増やしてもOKです。ガリガリと挽くタイプのコショウを多めに入れると、よりパンチのあるカレーになります。ごはんにかけずに、カレーうどんにするのもオススメです！

おやつにもいける！揚げハニー！

材料（1人分）
厚めの油揚げ1枚
はちみつ　適量
そのほか、お好みでバニラアイス、ミントを適量。　

作り方
厚めの油揚げを、大きめの四角形（5センチ角くらい）に切ります。
熱したフライパンで、油揚げの角がカリっとするまで焼いたら、キッチンペーパーで油を吸い取ります。
油揚げを冷まして、バニラアイス、ミントを添えて、たっぷりとハチミツをかけたら完成！
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作り方のポイント
油揚げを焦げ目がつくくらい焼いて角をカリっと仕上げること。パイ生地を思い出して、よく焼きましょう！そうすることで、まるでシュー生地のような食感になって、油揚げが一気にお菓子のような表情を見せてくれます。豆腐などよりもさらに高たんぱくな食材なので、食生活に気を使いたい時のおやつにもピッタリ！

平松洋子さん（作家、エッセイスト）
岡山県倉敷市のご出身。
食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行われています。
ご著書の『野蛮な読書』では、第28回講談社エッセイ賞を、『父のビスコ』では、第73回読売文学賞 を受賞され、そのほかにも、たくさんのご著書を出版されています。
2016年に出版された、「食」をめぐる対話集『食べる私』では、スーさんにもインタビューをされています！

（TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋）