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スノボクロス中村さん 再び五輪の夢へ 支援を呼びかけ

タウンニュース

夢を訴えかける中村さん

女子スノーボードクロス選手の中村優花さん(24)が2月4日、相模原南ロータリークラブの例会に参加し、2026年ミラノオリンピック金メダル獲得に向けた支援を呼びかけた。

中村さんは青森県出身。15歳でスノーボードクロスを始めた。22年の北京オリンピックの代表に選ばれたが、試合当日に棄権。現在はアルバイトで生計を立てながら、復帰に向けリハビリ中。19年からは緑区のカントリーフィールド合同会社の國原龍一さんが支援。今回の呼びかけは國原さんの縁があり、相模原南ロータリーでプレゼンをすることに。

スノーボードクロスは複数の選手が一斉にスタートし、0・01秒の僅差の世界でゴールを競う。一瞬の判断が肝となり、身体的な強さや技術が求められる。競技中にはほかの選手と衝突する怖さもあるため、日頃から身体を鍛える必要がある。自身を負けず嫌いと自認する中村さんは「駆け引きが面白いのが魅力」と話す。

競技に打ち込める理由のひとつは家族。相模女子大学出身で栄養士の資格を持つ母が栄養のサポートをしてくれたという。「ずっと応援してくれた母のためにも頑張りたい」という強い思いも。

21年のスウェーデンでの世界選手権大会の直前練習で、膝の前十字靭帯の大怪我を負った。目標である北京オリンピックを1年後に控えたときで、すぐに手術をし、リハビリをしていた。「復帰したい」という強い気持ちがあり、幸い怪我前の成績で代表権を得た。

北京オリンピックを棄権した時のことは「あまりにもショックで覚えていない」と振り返る。夢の舞台を目の前であきらめる形に。1カ月引きこもることもあり、一度スノーボードクロスを離れた。バックカントリーでスノーボードを楽しんでいたが、スノーボードクロスの道具に触れたり大会の結果を見たりどうしても気になっていたという。「オリンピックに出場したことをピークにしたくない。諦めたら後悔してしまう」と復帰を決意。「金メダルを取りたい」という思いのもと、再び夢の舞台へ立つ。

競技中の中村さん(中央)=本人提供

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