住んでるみたいに散歩をしよう!観光地としては知られていないが、魅力がいっぱいの佐世保市西部・相浦地区を散策【長崎県佐世保市】
佐世保に来たなら、ぜひ魅力いっぱいの「佐世保市西部の相浦(あいのうら)地区」を歩いてみよう!住民のように歩いていると、きっと次は「ここ」、次は「ここ」と新しい発見があり、あなたの探究心が、満足すること間違いなしです。
散策のスタートは、松浦鉄道の大学駅から
まだ知られていない佐世保の魅力を見つけるために、松浦鉄道の大学駅を起点に相浦川沿いを散歩して、相浦川の景色、鳥、鯉などを見つけながら愛宕山の飯盛神社に行き登山。さらには、佐世保魚市場を目指すコースです。
大学駅には、周辺案内地図があります。まずは、大学駅周辺をチェックしつつ松浦鉄道の時刻表も確認してみましょう。なぜ?って。こぢんまりとした1両編成の電車は、まるで「千と千尋の神隠し」に登場する電車のような不思議な魅力なんです。川沿い散策で通過する電車に出会えると良いですねぇ〜、お楽しみに!
それでは、大学駅の階段をおりてトンネルをくぐり、川にぶつかるまでまっすぐ進みます。
トンネルを通って川にぶつかるまでまっすぐ進み、橋から川沿いの道に入ります。
愛宕山を向かって、川沿いの道を歩きます
橋に到着して、いよいよ相浦川沿い散策のスタートです。川沿いの自転車歩行者専用道路を進むと、鉄橋を渡る1両の電車が見えました。2025年で開業29年目となる松浦鉄道は、地域の足として住民に親しまれています。 乗ってきたのは電車ですが、そこに住む人達は、その電車をどのように見ているのでしょう? チャンスがあれば、鉄橋を渡る電車の景色も見ることができます。私はラッキーでした。
さらに歩くと、鴨や鵜(う)を発見。相浦川沿いをゆっくりと歩いていると、鳥も魚も亀も「こんにちは」とあいさつをしてくれるようで、心が穏やかになります。
ちなみに、鴨や鵜(う)に会えるとは限りません。
川の脇に自転車歩行者専用道路があり、こちらを進みます
近づいてきました愛宕山
川沿いを歩き目標である愛宕山を見ながら、手前の集落の橋を目指します。その橋の上から川をのぞき込むと、なんと!金太郎がまたがれるような、大きな鯉たちが泳いでいました♪
この橋から歩いて3分、飯盛神社が右手に見えてきます。
こちらの橋を渡ります。橋の上から川をのぞき込んで見てください。
橋の上から川をのぞき込んで見ましょう!
愛宕山が飯盛城(山城)と呼ばれた中世時代に思いをはせて。けがなく登れますように!
標高259メートルの愛宕山のふもとにある飯盛神社は、火の神である迦具土神(かぐつちのかみ)を主祭神とし、防火や厄除け、家内安全のご利益があるとされています。古くから地域の人々に信仰されており、山の自然と調和した神聖な場所として知られています。特に、愛宕山からの眺望は美しく、参拝客が訪れる観光名所にもなっています。
愛宕山登山入口には看板があり、山頂まで徒歩約30分。体力を信じて、坂道、息切れ、なんのその!スタートです♪
いよいよ、約30分の登山に挑戦します
スタート地点の登山道は舗装されており、なだらかなスロープ。少し歩いていくと山林が生い茂り、これぞ登山という道に。山道はだんだんと急になっていきます。がんばって登り頂上まであと少し…という場所に、年の数だけたたくと願いがかなうといわれている「かんかん石」があります。私は長生きできますようにと願い、先を見ると最後の最後に急斜面!
それも乗り越えて、見事登頂できました。
素晴らしい山頂からの眺望を見た際はぜひ、「よかね〜」(とても良いですねの意味「佐世保弁」)と、つぶやいてみましょう!だって地元の言葉を話して 景色が堪能できれば、それはもう、あなたのあなの心は「佐世保に住んでいる人が感じる景色」になるはずですから。
次のスポットは、佐世保魚市場。愛宕山を下山して登山口看板まで来たら右手に進み、道なりに下ると愛宕山をのぞむ橋に到着します。さらに道なりに直進すると、佐世保魚市場までもうすぐです。
愛宕山名物「かんかん石」。年の数だけカンカンカン!石をたたきます。長生きできますように!山城といわれていた中世時代 の頃は、お知らせに使われていたとか。
愛宕山頂上。「相神浦」と漢字で書いて「あいのうら」と読むんですねぇ〜。「あたごさん」の縁起を知ることができました。
蛭子川にかかる橋。佐世保魚市場まで道沿いにあと300メートルです。
佐世保魚市場に到着しました
佐世保魚市場は、九州の最西端に位置して五島列島一円の近海や東シナ海近いため、新鮮かつ300種を超える多彩な魚を扱っています。一般の方も入場大歓迎!安心して見学ができます。(入場無料)。市場のビル1階にはアクアリウム、3階に食堂、4階には展望台と設備も充実していて、毎年行われるイベント「お魚まつり」も大好評です。
また市場といえば「競り」ですが、朝4時30分から行われるため見学は難しくても、市場には楽しめるポイントがたくさんあります。
早速、探索を開始しましょう。正門から右手に立派な4階建てのビルがあります。
ビルに入ると、巨大水槽を泳ぐお魚たち 達が出迎えてくれます♪びっくり‼️
真鯛などをはじめ約15種類100匹の魚が🐟展示されています。
まずはエレベーターで4階の展望台に向かいます(入場無料)。展望台からは、佐世保市の有人島の高島、黒島が見渡せます。絶景を見たあとは3階の「もったいない食堂」で、空腹を満たしましょう。
当日の「日替わり定食」のメニューは、なんと!メインは「ふぐの唐揚げ」。副菜は「手作り胡麻豆腐」の小鉢に「小松菜の煮浸し」が添えられていて、箸休めには「昆布と大豆の佃煮」。「なめこの味噌汁」「玄米ご飯」(白米も選べます)という内容。ご飯と味噌汁はおかわり無料。お腹いっぱいは、幸せですねぇ〜。ちなみに「もったいない食堂」は、長崎県の「魚愛用店」として、知事からのお墨付きです!
さらに市場では、一般客も新鮮な魚を購入することができるお魚やさんがあります。一番のおすすめは、「恵あじ(ブランド名:めぐみあじ)」12月の鯵(アジ)は、脂がのってうま味が増して、体に良くて、お値段も手頃(安い)。うまい、やすい、からだに良い。 ぜひ ご賞味ください。私は、お魚屋さんでお刺身にしてもらい食べました。1匹300円、最高のコストパフォーマンスでした♪
佐世保魚市場3階にある「もったいない食堂」は、市場で働く皆さんの元気を支える源(みなもと)です。営業時間は、午前7時〜午後1時(オーダーストップ午後12時30分)。
佐世保魚市場、ありがとうございました♪
次回は、お魚を入れる保冷バッグを持って、また来ます。
佐世保魚市場を後にして、帰路に
佐世保魚市場から相浦駅は歩いて10分程度。左手に相浦漁港を見ながら進みます。
次は、港にある佐世保市営バスの相浦桟橋から高島(竹輪で有名)と黒島(唐辛子と教会建築で有名)を探索してみようか? などと思いをはせながら、佐世保市の魅力のベールを一枚一枚はがしていきたいですねぇ〜。
周辺MAPで次の機会に歩いてみたい場所などをチェックしながら、駅まで歩いていきましょう♪ 松浦鉄道は電車の本数が少ないので、時刻表もしっかりと確認を。
お腹いっぱい、心も癒やされて帰路に着くことにしましょう!
(佐世保魚市場から左手に相浦港があり、黒島、高島行きのフェリー発着所になっています。次はフェリーで「島めぐり」佐世保市の魅力発見の次のスタート地点に、きっとなるはず、きっとつづくはず、つづくかもしれない…。)
そんなことを考えながら、歩いてきました。
今日のご案内はここまで!
佐世保市西部相浦地区の「住んでるみたいにお散歩しよう」を楽しんでいただけたら幸いです♪ また、お会いしましょう♪ ごきげんよう!さようなら!
駅のホームは、入口のトンネルを通った階段の上にあります。