エムケーチーズ(株)で訓練 迫真の不審者対応
「クラフト」ブランドのスライスチーズなどを製造する、綾瀬市のエムケーチーズ(株)で10月10日に不審者対応の訓練が行われた。10月11日から20日までの全国地域安全運動に合わせたもので、工場の多い地域の備えとして行われた。
大和警察署の署員が不審者役となり、怒鳴り声を上げながら入口で記名など拒否、刃物を取り出した。警備スタッフに引き止められた後、通報を受けた署員がパトカーで駆けつけ、門の外でさすまたなどを使い取り押さえた。
大和警察署の海老澤善幸警部補は「刃物を持つ不審者がいるかもしれない。すぐ通報してほしい」と話し、不審者との間合いの取り方をアドバイス。同工場の天野雄介事務部長は「想定外が起こりうる世の中で定期的な訓練は必要。これまでの訓練よりも臨場感があった」と語っていた。