江ノ電との関わりたどる 鵠沼郷土資料展示室で企画展
日本で6番目の電気鉄道として開業し、今でも多くの人に親しまれている「江ノ電」の歴史を振り返り、鵠沼との関わりをひも解く企画展「江ノ電の移り変わり鵠沼を走り続けて120余年」が、鵠沼市民センター内の鵠沼郷土資料展示室で開かれている。
会場内には、江ノ電開通前の鵠沼の景色や開通のいきさつ、車両・駅舎の変遷などテーマごとに、各所から集められた約60点の写真が解説付きで貼り出されている。また、動画の放映やかつて実際に使用された切符、観光案内など貴重な資料、江ノ電にまつわる絵本、おもちゃ、廃番になった土産なども展示され、地元住民だけでなく江ノ電ファンも楽しめる品々が並んでいる。
同展示室は2003年12月から、地域有志によるボランティアで運営。展示は手作りで行っている。今回の企画はボランティア4人ほどで、昨年11月ごろから準備してきたそう。メンバーの1人で、企画を発案した奥村誠さんは「鵠沼と江ノ電の密接な関わりが写真や資料で分かるのが見どころ」と話し、「江ノ電の企画展示をするのは初めて。より幅広い世代の方に見に来ていただけたら」と来場を呼び掛けている。
会期は10月31日(金)まで。入場無料。展示室の開館は午前10時から午後4時で、月曜休館。
問い合わせは同展示室【電話】0466・33・2001。