密着カメラに「どうせ優勝しないんで…」 KOC王者・ラブレターズが語る舞台裏
メインパーソナリティ・パンサー向井の周りには、個性豊かなパートナーが勢ぞろい。
さらに、お笑い芸人やタレント、アーティストなど、愉快 なゲストが毎日やってきます。
この日はパンサー向井と火曜パートナー田中直樹(ココリコ)でお届け。
10月15日(火)のゲストは、キングオブコント2024のチャンピオン・ラブレターズ!王者に輝くまでの舞台裏を語っていただきました。
優勝した日の深夜3時からネタ作り!?
向井:優勝してこの3日間のスケジュール、なかなかのもんでしょ?
塚本:ありがたいことにそうですね。翌日で言えばサンジャポ行かせてもらって、アッコさんに会って…職業体験受けてるのかなって。
向井:売れた芸人のキッザニア(笑)
塚本:アッコさん本当にいる!って。
溜口:Mr.シャチホコさんしか知らないから。
塚本:なかなかできないっす、こんな経験。
田中:いろんな現場行ってね。
溜口:すれ違う人、全然短パン履いてないな、って。でかいリュック背負ってる人全然いないみたい。
向井:若手芸人は劇場来る時にでかいリュック背負ってくるからね(笑)
溜口:みんな高そうな服着てるし。
向井:キングオブコント終わって、まずNキャスがあって、大反省会があって、家帰ったのは深夜?
溜口:深夜3時過ぎくらいに家に帰って、その前にマネージャーさんといろんなお仕事いただいて、いろんな宿題出るじゃないですか。「この番組用にこのネタを」とか。
向井:もう宿題出てるの!?
塚本:結構ありました。
溜口:ショートコントとか、3分尺のネタとか色々あって。僕らそういうのやったことなかったんで、1からやりなおさないといけないから、3時に家帰って、3時過ぎから1時間半リモートでネタづくり。
向井:信じられない!
塚本:こういう過ごし方であってるんですかね?
向井:歴代チャンピオンで聞いたことない!
塚本:「まず20秒のショートネタから考えるか」って。「俺優勝したんだよな?」って(笑)
KOC決勝ラウンドの心境は…「まあ優勝しないしな」
向井:当日、優勝できるかもって思った瞬間はある?
ラブレターズ:ないです!
田中:なかった!?
塚本:見てもらった通り、大接戦だったんで。1点差ですよ!
溜口:点数が出るまで、ファイアーサンダーもロングコートダディーもすげえウケてるし、「これは相手が強すぎたな」って思ったりもしたんですけど、風向きが味方してくれただけで。
塚本:決勝ラウンドのネタを「まあまあまあ…」って見てたら、シソンヌの長谷川さんが「お前らさ、マジであるかもしれないんだからちゃんと待てよ!」って怒られて。
向井:ないやつの顔で待ってたの?
溜口:2本目のネタ終わりに、すごいダメ出しされたんですよ(笑)
向井:あんま見たことないよね(笑)
溜口:チャンピオンがこんなにダメ出しされてるの見たことないから。こんなやつチャンピオンにならないだろうって思って、爪痕残すために負けムーブやってたら、それもシソンヌの長谷川さんに「お前あるかもしれないのに何負けたような顔してんだよ」って怒られて。
塚本:長谷川さんに言われてようやく「え?」ってなもんで。
向井:1本目のロングコートダディからとんでもない点数が出て、そこから接戦の連続で、今回ラスト10組目、どう待つの?あの時間。
溜口:僕ら去年も10番目で、9番目がサルゴリラさんで…
向井:どハネ(笑)
田中:そうやったよね。
塚本:正直去年の方が2人的には「優勝しようぜ」って臨んでた大会なので、それが「こんな感じでネタはじまりますか?」ってなって。
向井:裏でサルゴリラのウケを聞いてる状態?
塚本:カーテンの幕の裏でスタンバイしてる時に爆発みたいな笑い声聞いて。ネタのセリフのやりとりをやめて「落ち着いてやろうね」って始めたんで。
溜口:その経験があったんで、「どんな心境で挑んでも結局無理なんだから」っていうのと、あと、事務所の先輩の大竹まことさんから「お前らなんて優勝できないんだから、そういう気持ちで臨みなさい」って言われてて。その気持ちだったから、10番目とか関係なく「まあ優勝しないしな」っていうのを、ずっと2人で言ってました。
向井:それが良かったんだ。
塚本:密着のカメラにひたすら言ってましたよ。「優勝はないんで、行ってきますね」って。
田中:へー。
塚本:絶対欲しいコメントじゃないんですよ(笑)
溜口:「優勝しないんで、大丈夫っす」って。
向井:そういう時に取れるんだね。
向井も共感!シークレットシューズを履く理由
向井:シークレットシューズをお二人は履いているんだよね?
塚本:え?
向井:とぼけてるけども(笑)
塚本:なんか変なこと言い出した。何?
向井:情報が入っちゃってるのよ。シークレットシューズの店の1日店長のイベントやったって情報も入ってきてるのよ。
田中:マジで?そんなことやってるの?
塚本:そのお店が、僕らの優勝セールで1000円オフやってるっていう、その話ですか?
向井:(笑)
溜口:ラブレターズ優勝セールやってるんですよ!プロ野球で優勝した時の地元のスーパーみたいな(笑)
向井:実は僕も言われたことあって、もしお前が本当にMCやりたいなら、身長足りないって言われたことあるんですよ。
溜口:えー!
向井:もっとデカくないとMCで真ん中に立つの無理だよって言われたことあって。意外と身長と説得力って比例するって思ってる方なんだけど、ラブレターズはいつ、それに気づき始めたの?
溜口:いろんな先輩に相談した時に、舞台上で大きい人見た方が映えるし、説得力もあるし、応援したくなるというか。「憧れのあの人が出てきた!」ってなるから。
向井:わかる!田中さんも大きいから迫力あるんだよね。
溜口:そしたら履いた瞬間に笑いの量も増えたりしたんですよ。
田中:あー、本当!
向井:体感変わった?
塚本:変わるんです。だけど周りの芸人さん誰も気づかなくて。
向井:ちなみに何センチくらいあげてるの?
塚本:えっと、16センチ?
向井:結構あげてる!(笑)
田中:めちゃめちゃあげてるやん!
向井:今日も履いてる?
田中:あ、ほんまや!
塚本:え?え?え?ただの紳士靴ですよ?
向井:あくまでも隠すんだね(笑)よく見たらでっかい靴だわ!
田中:こんなデカかったんや。
向井:ただこれはね、俺もあると思ってるんですよ。ネタ中も履いてない?
塚本:ネタによるんですけどね。室内のネタだと諦めるんですけど。
溜口:今回も室内のコントがあったんで。ただ、浜田さんの横で採点見る時は履いていきます。
田中:あー、ほんま?
向井:あれさ、2人ともさ、ラブレターズだけネタ終わりに出てくるのが遅くて、浜田さんが「まだ?」ってなってた時あったけど?
溜口:あれは靴を履いてる時間…
向井:(笑)
塚本:本当に申し訳ない…「やばい、『まだ?』って言われてる!」って思って。浜田さんを超えた身長になりたくて。
向井:それで結果的に浜田さんよりデカくなったもんね。
塚本:身長の圧で加点があったかもしれないんで、許してください。
向井:そういう工夫もこの何年間があったからこそだね。
溜口:総力戦です。
(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)